士官クラスを目指す一握りのエリートが通う騎士学校。 創設以来初の女性首席としてその卒業式の日を迎えたイルゼ。 首席の証の赤バラを胸に、正にバラ色の未来へと歩み出す予定だった。 しかしなんとその日に、ダンスホールに第4騎士団の団員たちが大挙して押し寄せ、ダンスパートナーのユージーンと共に取り囲まれる。 「お前の平民出の父親の横領が発覚した。大方お前の首席の席料が高かったんだろうな!ローガンは今頃取り調べを受けている。お前もこれから事情聴取だ!」 無実の罪で捕まった父親。 決まっていた騎士団への入団も白紙に。 呆然と立ち尽くすイルゼは、なぜかあまり話した事もない同期のライバル、侯爵家次男のユージーンの家で、護衛として雇われることになって・・・・。
更新:2023/8/30
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伯爵令嬢でありながら浪費癖のある父親に苦労させられつつ王都の名門学園で日々剣の腕を磨いていたリナリア。 彼女は無口(?)でありながらも人柄と他に追随を許さない剣の腕前で騎士科のトップに立ち『花冠の聖騎士』という愛称で皆に慕われていた。 そんな彼女にも苦手なものがあった。 『魔』というものを使う者達、特に学園内で騎士科の対極に立つ魔導科の生徒たちだった。 特に嫌いなのは騎士科のトップに立つ『白金の魔導士』ことレナード・ハルディウスという美術品と見間違うほどの美貌をもつ男だ。 ―――この物語はそんなリナリアがなんの因果かレナードの専属メイドとして働き始めるきっかけの話です。
更新:2014/12/6
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