いつものように眠り、いつものように起きる。 しかしそこは既にいつもの場所ではなかった。 右も左も分からず閉じ込められ、隣のエルフに助けられるも、向かった先に安住の地は存在しない。 この世界でも私はただの異物でしかなかった。 世界が変わっても現実は変わらない。 自分という人間もまた、そう簡単に変わらない。 だったらいつものように生きていくしかない。 十人十色でも、私のやり方は今も昔も一つだけだ。 ――足掻いて、もがけ。 それだけが今を生きる人間の逝き方だ。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 近況ノート用小説:https://kakuyomu.jp/works/1177354054887540720
更新:2020/8/7
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