「いけず」 意地悪、と花乃は呟いた。鼻の奥がつんとする。 花乃の顔を覗き込んで、沖田が笑う。 「そこは、おおきにって御礼してくれるところだろう?」 胸を病んだ沖田総司と、彼の世話を言い付かった花乃。 沖田は食が細く、偏食家で我儘で、花乃を困らせる。 一八六五年、京都にて。 ほのかな想いを寄せる剣士の為の、町娘の御料理奮闘記。 *** 富士見L文庫×カクヨム 短編小説コンテスト 「美味しい話」にて受賞いたしました! 短編集『飯テロ』に収録されます(2017/12/15発売) 沖田総司と花乃の本編 『幕末レクイエム―誠心誠意、咲きて散れ―』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882222562
更新:2017/4/29
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誰も命は限りあるもの。一瞬、一瞬がかけがえのない時間のはず。そんな大切な時をいかに過ごすか……。 自分の死期を知ってしまった少女は、残された時間で何ができるのか考えていた。 【(仮)机上空想工房より転載】
更新:2011/4/10
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不治の病の少年がベッドの中に居た。 少年の命はすでに尽きようとしていた。 それを見たAIの少女は、タブーと知りつつネットの中で治療法を探す。 すると、40億を超えるAIが少女の思いに応えた。
更新:2014/6/14
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ショートショート。私の病気は世界で私1人だけ。だから、お医者さんは誰も治したがらない。私一人の病気を治すよりたくさんの人を助ける研究をするほうが、名誉もお金も手に入るもの。
更新:2010/5/29
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読まれない小説に価値はあるのだろうか? わからないけど、ぼくには一人だけ、いつも読んでくれる人がいる。 その人がいる限り、ぼくは小説を書き続けるだろう。 その人がいる限り…… ●全5話の中編。毎日12時に更新します。
更新:2014/4/12
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いつか物書きとして生きていくことを夢見ながら、華々しい活躍もできぬまま医者に告げられたのは不治の病、肺結核であった。失意の中、かつての級友を頼んで静岡のサナトリウムへと入居した『私』こと進藤(しんどう)を出迎えたのは、奇妙ながらもどこか温かい不思議な出来事の数々で…… 海沿いのサナトリウムを舞台に、人と人、そしてヒトならざるものとの細やかな触れ合いを描く。
更新:2015/10/2
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人工授精が主流になった近未来、人工授精で生まれて16歳になった紅は、貧血で倒れて入院する。そこで出会った病弱な男性、蓮と出会い、お互い惹かれあう。しかし二人には悲しい運命が待ち受けていた。
更新:2009/4/1
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