運命を知らぬ姫君が一羽の鴉を「友」としたとき、そこに神話が生まれる――。 ある辺境国にて、王の三女である恵玲公主(けいれいこうしゅ)は、実は両親の悩みの種。出生時に占い師から「その運命を読むことができない」と宣告されたばかりか、幼い頃から不可思議な能力を現し、誰に対しても敬語を使わない。稀にみる美貌を持ちながら、無表情で口数も少ない。彼女が微笑みかける相手といえば、人外の「知音(ちいん)」すなわち一羽の大鴉のみ。そんな彼女も嫁ぐ年頃になって――。 〔注記〕「カクヨム」との重複掲載です。
更新:2017/5/2
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涼国の公主である宝余(ほうよ)は、ある秘密を抱えたまま隣国の烏翠(うすい)の王・顕錬(けんれん)に嫁ぐ。だが、華やかな婚儀は凶兆をはらみ、そして「紫瞳の国君」は新床で花嫁に対し、思いもかけぬ行動に――。 孤独な二つの魂の邂逅、天下を揺るがしかねぬ予言、波乱を呼ぶ政治闘争、敵意、惨劇、そして問われる愛と信頼。宝余は降りかかる苦難にも負けず、凛として前を見据え、王妃としての道を歩んでいく。 『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』と同じ世界観で登場人物も一部重複していますが、この作品だけでも独立して読めます。 「カクヨム」との重複掲載です。
更新:2017/9/1
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かつて声を失い、とてつもなく人の匂いに敏感な末姫も御年十七。難航した婿選びの末、人数合わせのリコウに白羽の矢が刺さる。「私がこの世を生きるには鼻が曲がりそうで」旦那様に出会えたのも我が天啓、末姫は己の道行きを選びながらリコウの匂いを堪能する。人は誰しも生涯で唯一の天啓を得る国での物語。あっさりめでさらっと終わる予定です。
更新:2011/10/21
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叡賦(えいふ)帝国に生まれた武家の娘・鐘鈴綾(しょう りんりょう)には、圧倒的な剣術の才能があった。 ある日、鈴綾の幼馴染である奏桃香(そう とうこう)の後宮入りが決定。鈴綾は、親友でもある桃香の婚儀に出席する事になる。 しかし婚儀当日、桃香は皇帝から貴妃(きひ)暗殺の疑いをかけられてしまう。 共犯の容疑をかけられた鈴綾は、桃香と共に地下へ投獄され──けれどもそこに、皇帝の師であった白髪赤目の術士・陸龍琰(りく りゅうえん)が救いの手を差し伸べた。 天才剣姫・鈴綾は、処刑が執行される前に貴妃暗殺事件の真犯人を捕らえるべく、後宮への潜入調査を決意する。 ※この作品はカクヨムにも掲載しています。
更新:2020/8/20
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