ここではないどこか、『大いなる神』への信仰が正道とされる世界。 かつて稀代の歌姫と評されていたクラリッサは、引退後南の島へ一人旅する──つもりであった。しかし彼女を乗せた船は嵐に遭遇、船より脱出したクラリッサも大海へと投げ出される。 どうにか一命を取りとめた彼女が流れ着いたのは、地図にすら記載されていない絶海の群島。そこでクラリッサが目にしたのは、眩しすぎる陽光から守られぬ白い少年だった。 天翔る太陽神を信仰する、『赦された民』たち。その枠組みから外れた二人は、日陰にて何を思うのか。 ※本作に登場する宗教や国家、民族は全てフィクションであり、特定の事物を題材としたものではありません。
更新:2021/10/13
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「夜が暗いのは、世界が大きな天蓋に覆われているからよ。月はね、天蓋に空いた小さな穴なの」 人生に疲れた僕は、生きる場所を求めていた。 人生を渇望する君は、死ぬ場所を求めていた。 人生に対する思いも、求めるものも、真逆の僕たちは出会う。 幾重の矛盾を抱えた真逆の僕たちは出会い、同じ場所を目指す。 「天蓋の向こうには、シャングリラが広がっているの。穴から差し込む光は、シャングリラの光よ」 天蓋に空いた小さな穴、そこから差し込む光の場所――シャングリラへ。
更新:2019/12/23
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居場所を失った男と居場所を求める女。 そんな二人が出会い、思いを寄せていく……しかし、生者の血を吸い生き長らえる女と相成れないことを知った男は、人間としての“生”を捨てた。
更新:2021/6/6
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「夢」 それは、誰もが見て複数の意味を持つもの。 この物語をあなたは、どう捉えますか? これを見た後、少し考えてみてください。 ヒントも答えもない それが最大のヒントです…。 ~自我に問え~ ≪神果みかんの「夢」に関する短編小説集≫ 私が生きている間は 永遠 に終わりません。 つまり…私が死んだ時に、この小説集も終わります。 執筆する視点は特に決めていません。 人間には多様性があるように、小説にも多様性があるからです。 【祝・累計2000pv突破】
更新:2023/12/20
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俺には血の繋がりのないクソ親父がいる。 母親の見る目を疑うような人間だ。 この9年間、俺はこの人にずっと嫌がらせしてきた。酷いことをやってきた自信がある。当然この先も嫌がらせを辞める気はない‥‥!あの人が100歳になって市長に表彰されるまでやってやる! ※作者の実体験ではありません 文フリ短編小説賞3に応募させて頂きました。
更新:2018/1/16
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