吉原で太鼓持ちをつとめる平助は、ある晩、箱屋の成田屋七兵衛のお座敷へ呼ばれることになる。そこは遊女静波の部屋でもあった。やがて彼は、静波と成田屋のあいだに深い因縁があることを知る……。職業小説企画参加作品です。
更新:2010/6/30
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『慮外ながらなよ竹でござんす。小判で頬を張る客になびくほど、堕ちてはおらぬわいな』 江戸後期、意気と張りで吉原一と評判のなよ竹は、遊女であるにもかかわらず生娘だ。 金にも力にもなびかず、惚れた男にだけ帯を解くと決めていた。そんななよ竹のもとに、京から来た商家の若旦那・菊之介が登楼した。美しく優しげな菊之介になよ竹は心騒ぐが、彼の従者である龍次に言いがかりをつけられる。 負けん気の強いなよ竹は、龍次と真っ向から対立するが……。 ※サイトからの転載になります。 サイト初出:2005.12~2006.8 【吉原用語集】 自サイトにて吉原遊郭についての専門用語を解説しています。よろしければ。 吉原基礎知識|https://magaki.sakura.ne.jp/yoshiwara.html
更新:2012/12/27
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