ある日ふらりとギルドに現れて、冒険者登録をした少年。黒髪黒目の珍しい容貌で、冒険者ギルドの仕組みどころか街での暮らし方すら知らない、どこか放っておけない人。そんな彼はあっという間に冒険者としての力をつけ、王に認められて勇者として旅立ち、そして本当に魔王を倒してきてしまいました。強くて優しい少年に、私はいつしか振り向いてもらいたいと思うようになりましたが、彼はちっともその気になってくれません。 ※前作「チートでモテモテな異世界転移をしてもまったく嬉しくない件について」のお姉さん受付嬢から見た、異世界転移をした男子高校生の話。
更新:2016/8/12
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