彼女の声で夢から覚める。 今日はなんの日だったっけ? 思考を巡らすとデートの約束をしていたことに思い当たる。どうやら寝過ごすことは無かったようだ。 拗ねる彼女に謝りながらデートコースを考える。 直前まで決めないのもボクたちのいつもどおり。 確か、彼女は映画が見たいと言っていた。ならばまずは映画館に行ってみようかな? ボクたちは手を繋ぐ。指を絡め、手のひらを重ね、腕を引き寄せる。 家の中から手を繋いでデートなんていつ以来だろう。──ボクは違和感を黙殺した。 これは新婚ほやほやな、ボクと彼女の、デートのお話。
更新:2016/6/21
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