好きな人がバレた。しかも、隣の部屋に住んでいるらしい後輩の女の子に。 「はあ、仕方ないなあ。意気地なしなせんぱいのために私が今から告白してきましょうか」 そいつは顔はいいが、素直じゃないし口も悪いし態度も悪い、悪魔みたいな後輩だった。 ……だった、はずなのに。 「これは"晩ごはんポイント"案件です」 「具材、買いすぎちゃって」 「……やっぱり、勘違いじゃないです」 ちょっと待て。こいつ、まさか……。 「――あの、せんぱい。晩ごはん、作りすぎちゃってませんか?」 これは素直になれない彼らの、なかなか前に進まないけれど、ただの晩ごはんから始まるラブコメ。 ※小説家になろう様でも掲載しています。
更新:2022/8/8
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