「いけず」 意地悪、と花乃は呟いた。鼻の奥がつんとする。 花乃の顔を覗き込んで、沖田が笑う。 「そこは、おおきにって御礼してくれるところだろう?」 胸を病んだ沖田総司と、彼の世話を言い付かった花乃。 沖田は食が細く、偏食家で我儘で、花乃を困らせる。 一八六五年、京都にて。 ほのかな想いを寄せる剣士の為の、町娘の御料理奮闘記。 *** 富士見L文庫×カクヨム 短編小説コンテスト 「美味しい話」にて受賞いたしました! 短編集『飯テロ』に収録されます(2017/12/15発売) 沖田総司と花乃の本編 『幕末レクイエム―誠心誠意、咲きて散れ―』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882222562
更新:2017/4/29
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有名な新選組隊士・沖田総司の幽霊と、仔猫の源九郎の珍道中。 食い意地の張った二人は今日も美味しいものを求めてふらふらする。 書籍化した『私の妻と、沖田君』の後日談。
更新:2022/10/28
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幕末。 京に、一人の人斬りが舞い降りた。 人斬り『花蘇芳(はなずおう)』。京の民を震え上がらせる一人の人斬り。 しかし、その正体は明るい少女だった・・・。 天才剣士、沖田 総司(おきた そうじ)と戦うことになる。 二人が出会ったのは、偶然か、必然か。 二人が刀を交えたとき運命の歯車が動き出す。 もし、生きる時代が違ったら・・・。 幕末という、暗く悲しい時代を生き抜こうとする二人。 待ち受けるのは、希望か、絶望か。 冷たい時代のの中、必死の生きた二人の切ない物語。 注意 史上に沿っていない部分が多々出てくると思います。 また、人物のイメージはあくまで私個人のイメージです。 以上のことを理解していただけると幸いです。
更新:2010/5/21
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時は幕末。戊辰戦争が勃発し、世の中は混乱していた。そんな時代に翻弄された幕末最強の剣客集団、新選組。病床に伏していた沖田総司は、死に際、仲間への想いを語る―
更新:2011/7/27
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新撰組の沖田総司を見た者は、生きて帰れないという……。 二十歳で一膳めし屋を開く紗南の店に、浪人が雨宿りのために駈け込んできた。浪人は、紗南に「新撰組の情報が欲しい」と言った。特に、沖田総司の情報を欲しがっている。浪人は、気の弱そうな青年で腕っぷしも弱そうだ。紗南は浪人を弟のように思い、新撰組の情報を集めて手伝いをすることになるが……。 コバルト短編で「もう一歩」でした。
更新:2015/4/2
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平成の大学生、木下健一は事故の影響で江戸時代末期に飛ばされる。しかしそれは刻の意思による物で、僅かに生じた歪を修正するという使命をもたらされていた。坂本龍馬と出会い、岡田以蔵の名を使い、激動の時代を生き抜く中で、あの新撰組と出会う。土方・沖田らと共に回天の時代を潜り抜け、友となった龍馬の暗殺も体験するが、歪みは正せた…筈だった。しかし、何故か彼は戊辰戦争へと身を投じて行く。歪みを正せた筈の健一が、何故戊辰戦争へと身を置き続け、そんな彼に刻は何を見せるのか。
更新:2011/4/9
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私の妻と沖田君は縁側でよく茶飲み話に花を咲かせる。 沖田君とは新撰組で有名な、あの沖田総司だ。 ホビージャパンさんより書籍として出版されています。
更新:2018/7/11
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