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作:悠木 源基

花男爵と枯れ木令嬢の婚約

 ジュリアはウッドクライス伯爵家の娘である。  しかし彼女は伯爵が平民に産ませた庶子で、二年前に引き取られた令嬢であった。      彼女は容姿も頭脳も特殊能力も父親譲りで、とても賢く優秀な少女だった。    しかしそれが却って妬みを買い、正妻や正妻の産んだ兄姉達から冷遇され、無視されることになった。    ろくに食事も与えられず、父に命じられた勉強時間以外は朝から晩まで使用人同様に働かされたので、ジュリアは酷く痩せていた。    それため彼女は、家族からは枯れ木娘、使用人達からは枯れ木令嬢と呼ばれていた。    しかし世界中を飛び回り、仕事が忙しい父親はほとんど家にいなかったので、そんな娘の状況に気付かなかった。    そんなある日、父親から娘達に縁談が舞い込んできた。父親の仕事のパートナーである男爵だという。    二人の姉達は父が持ち込んで来た縁談話を強く拒否した。  伯爵令嬢である自分達が格下の男爵家に嫁入りだなんて冗談ではないと……    そして姉達からその縁談を押し付けられたジュリアは、護衛と共に顔合わせの場所に向かった。    どうせ父親と同年代のおじさんだろう。だけど高位貴族よりも男爵様の方がいいわ。どうせ私はエセ伯爵令嬢だもの……    そう思っていたジュリアだったが、目の前に現れた男爵を見て驚いた。    何故ならその縁談の相手は大農園の経営者で『花男爵』と巷で評判の、まだ若い青年だった。  しかも鮮やかな紅いサラサラ髪に、明るく輝く緑色の瞳をした絶世の美男子だったからだ・・・    ❋ ❋ ❋ ❋ ❋ ❋    ファンタジー要素強めの話で、特定の国のをモデルにしていません。王侯貴族の決まり事もゆるふわ設定です!   《十九章まで投稿しましたが、その後使用していた小説アプリが開かなくなり、数万文字分を投稿できなくなりました。ショックですぐに書き直せそうにありません。いずれ書き直して完結させたいとは思っていますが… 暫くはお休みします。今まで読んで下さった方、申し訳ありません。》 ★ また投稿開始しました。 また読んで下さると嬉しいです。

更新:2023/5/18

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作:悠木 源基

不定愁訴の塊、存在を消された病弱公爵令嬢奮闘記! ~エキナセアの繋がる輪~

 筆頭公爵家の末娘エキナセアは、両親から望まれずに生まれてきた。しかも幼い頃から虚弱で不定愁訴の塊。家族から無視され、愛されずに育った彼女の心の支えは、幼なじみの第三王子のリュカ殿下。  十歳の時その憧れのリュカ殿下との婚約が決まったが、その御披露目パーティーでアナフィラキシーショックで倒れて破談になり、しかも生死をさ迷う。一命は取り留めるが辺境伯の叔父の所へ追い払われて、その存在を消された。  しかし、その辺境地は彼女にとっては寧ろパラダイス。世界一の先生と最高の学友達と共に勉学に励み、地域の人々と触れ合いながら、自分と周りの人々の健康生活向上を目指す。  やがてエキナセアは大学で医学を学ぶために都の自分の屋敷に、侍女として戻って来る。そして思い出の場所で偶然リュカ殿下と再会を果たす。  虚弱で自己肯定感が低いが、頭脳明晰で発想力に優れ、人々を結ぶ輪を広げていく才能を持つ少女エキナセア。肉親との確執や辛い過去を乗り越えて、彼女は仲間と共に、絆の輪を世界へ広げるために奮闘する!!

更新:2020/8/8

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作:悠木 源基

壊し屋聖女と直し屋少年の俺

 よそ者で父親なし子だった俺は、田舎町で母親と二人で暮らしていた。  ある日壊れたオルゴールを直してやった事で、二つ年上の少女と友だちになり、やがて彼女の家族とは家族ぐるみで親しくなっていった。  そして口には出さなかったが、いつしかお互いに結婚して一緒にいたいと思うようになっていた。  しかし、十五の時に俺の母親が亡くなった時に、突然少女が聖女に認定されて王都へ行ってしまった。  しかも聖女は王族と結婚しなければならない決まりになっているという・・・    癒やしの魔力はあるが、その代わりにその人にとって大切な物を対価として壊さないと治せない少女と、生き物でなければなんでも直せる直し屋の少年。  二人は幼馴染みで助け合って暮らしていたのだが、彼女が聖女認定を受けた事によって、人生の歯車が狂わされて行く・・・    何度見直しても誤字脱字がなくなりません。  いつも誤字脱字のご連絡ありがとうございます。助かっています。  気になるに方は申し訳ありませんが、読まずにパスして頂きたいと思います。(読み終えた後できついご意見を感想に書かれると心が病むので・・・)  よろしくお願いします!  

更新:2021/10/1

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作:悠木 源基

ただ冒険者になりたかっただけなのに、何故か私は、殿下と一緒に王宮で地下道を掘削しています! 

【 ただ冒険者になりたかっただけなのに、何故王宮へ?〜スタンプラリーは命がけ〜 】 の題名を変え、多少編集し直して再度投稿し直します。 最初に投稿して間が空き過ぎてしまったので。 今まで読んで下さった方は申し訳ないのですが、12章から読んで頂ければと思います。なるべく早く投稿するつもりです。  ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 「いつか大きくなったら冒険者になって、一緒に魔物退治をしながら世界中を旅をしよう」    アリアンはかつて幼馴染みとそう約束した。彼は美しい銀髪にエメラルドの瞳をした、三歳年上の強くて優しくて天使様の様に奇麗な少年だった。  しかし、ルーカンド王国の近衛騎士だった父親が突然解雇されて王都を離れる事になり、アリアンは幼馴染みのスクルドとは別れの挨拶も出来なかった。  アリアンはいつか冒険者になって、幼馴染みの少年を探し出して一緒に冒険の旅をするという夢を抱いていたのだが、彼はなんと囚われの身になっていた・・・

更新:2021/6/18

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