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タグ:異類婚姻譚

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作:ろわる

使命により見守る事となりました。

 深夜残業の帰り道、信号待ちの車内で居眠りをしてしまった楠木亮が起こされたのは、異世界の道端でした。  この世界にアキラを召喚したルージュ侯爵のレナートが与えた使命は、行方不明になった亡国の2人の王子を探す事。  人探しのために冒険者となったアキラは、依頼を粛々とこなします。  植物採取、釜の火加減見守り、ネズミ駆除、犬探し。  偶然発見した泉では、これからのパートナーとなるニンフのナディアと出会います。  そして派遣された軍施設の不正摘発では一翼を担い、その後の大規模な妖魔襲撃では逸早く状況報告を行い、後にアキラの代名詞となる「コボルト泣かせ」はこの時の戦闘で繰り広げられます。  しかし未だに戦い方を知らないアキラは、赤の騎士団が主宰する戦闘訓練に誘われ、王都へと旅立ちます。  旅の途中、軍施設の摘発の時にアキラとナディアに興味を持ったらしいエレオノーラ王妃との出会い。  しかし、王妃とは初めての出会いではなく、再会でした。王妃が涙を流す中で、アキラに与えられた真の使命が明かされます。

更新:2022/11/14

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作:煙雨

【第一章完結】勇者パーティを追放された俺は、魔眼を活用して勇者の裏側で英雄として成り上がる。え?今更戻って来いと言われてももう遅い。

俺---ダイラル・エルボは一年半前に勇者---ハリーからパーティの勧誘を受けて仲間になった。 そこからは、毎日仲間のことを考えて支援に専念していた。 そんなある日、クエストが終わって屋敷に戻ったサイト、ハリーに言い渡された。 「明日から来なくていいぞ」 「な、なんで......」  俺が唖然としていると、ハリーが言った。 「お前が無能だからに決まっているだろ」  その言葉へ続くように、ハリーや聖騎士であるリバルと賢者のマリアが笑い出した。  それ以外にも、俺の眼がオッドアイで不気味と言う理由なども言われる。 (百歩譲って無能はいいが、眼の色なんて変えられないじゃないか......)  それに、長年一緒に冒険してきた仲間じゃなかったのかよ......。  俺がそう思っている時も、みんなから罵倒の嵐を受ける。そして、最後には俺の代わりになる新たに加える仲間を紹介された。 「初めまして。本日より勇者パーティの一員になるアクル・ジンジャーと申します」 「ぁ......」 (本当に俺は必要とされていないんだな......)  そう思い、屋敷を出る直前、アクトに耳元で囁かれる。 「元勇者パーティのお荷物さん。今までご苦労様でした。これから無能らしく有象無象の一人として頑張ってください」 (クソ)  絶対に見返してやる。  俺はそう決意して、この場を去って行った。 ★  この時の勇者パーティ全員は、ダイラルの位置取りやカバーの早さのおかげで安全に戦えていたことを知る由もなかった。  それに加えて、新たに加えた仲間が考えていた企みによって、勇者パーティがどん底に落ちていくのはそう遠い話ではなかった。

更新:2023/11/4

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作:煙雨

勇者パーティを追放された俺はSランクパーティで魔眼を活用して最強調合士をめざす。幼馴染に今更帰って来いと言われてももう遅い

「アッシュ、お前はもう用済みだ」 「え? なんで...」  パーティ全員で泊っている宿で、勇者であるロイに言われる。幼馴染も含めパーティメンバーが冷たい目で俺を見てきた。  俺たちはここ最近乗りに乗っていた。Aランクモンスターを複数倒したり、未確認植物なども見つけていた。そして最近になってロイが勇者であることが判明した。  そこからだ。ロイが俺にあたりが強くなって来たのは。今まで報酬は全員で振り分けていた。だけどここ最近は俺の給料を減らしてロイのものにしていた。でも大抵モンスターを倒しているのはロイだからしょうがないと思っていた。 「なんで? そんなの当たり前だろ? お前が今までポーションを作ってくれていたが、そんなの買えばいいだけだからな」 「でも俺のポーションにはバフがかかっていて...」 「お前ができるってことは他の人もできるに決まってるだろ? 現にバフがかかっているポーションも売られているし」  このことに関してこれ以上言えなかった。なんせロイは俺を拾ってくれた恩人。パーティを組めていなかったときロイは心よく仲間に入れてくれた。 「俺たちは仲間じゃなかったのか?」 「仲間? それは対等な立場の人間に指す言葉だぜ? お前は俺たち仲間より下の立場なの。 わかるよな? それにお前をパーティに誘ったのは雑用を頼める人材が欲しかったからだ。雑用を貴族にやらせるわけにもいかないしな」 「...」  平民である俺以外全員貴族のため、立場が違う。だから俺はいつも荷物持ちなどをさせられるのもしょうがないと思った。どんな仕打ちをされても耐えられるそう思っていた。なんせ今まで仲間と言える存在がいなかった俺にとって話してくれる仲間がいるだけで嬉しかった。  それなのにこんな仕打ちはないだろ...。すると 「何泣きそうになってるんだ? 早く俺たちの前から消えろよ。今日で宿との契約も切れるからちょうどいいしな」 「あぁ。今までありがとな」  荷物持ちであることでしか見ていなかった俺を冷たい目で出ていくのを見送った。  俺もこの時は気づいていなかった。俺が作っていたポーションは俺にしか作れないポーションであったことに。アッシュが抜けたことにより、勇者パーティが徐々に崩れて行くのもそう遠くなかった。

更新:2023/11/2

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作:荒北 龍

うちの嫁は龍神様

人は未知を恐れる どれだけ隠そうが、どれだけ我慢しようが、人が人である以上、未知、驚異、異形、病、死を恐れ続ける。 たとえどれだけ美しかろうが、どれだ綺麗だろうが、それでも人は恐れちまう。 ───たとえ無害とわかっていようが殺しちまうほどにな。 それが人が人たりえる だってのに、私のことを綺麗なものを見る目で見てくる奴がいてよォ。 世の中おもしれぇ奴がいるもんだな。 「蓮枯れるは醜怪花よ」 昔私が思いついた諺(ことわざ)だ。 どんなに綺麗だろうと枯れちまえば醜いもんだ。 お前ら枯れた蓮を見た事あるか?すんげぇゾワッてするくらい醜いんだぜ。 そんな私をまぁ魅了された男がするような目で見てくるあいつにはびびったよ。 まぁだが、そんなおもしれぇ奴だからこそ、興味が湧いたのかもな。 ちったァ私の暇つぶしにわなんだろ。という訳で、あいつの家でニート生活でもすっかなぁ。いい暇つぶしになってくれよ?軍人さんよ。 ※タイトルそのまんま ※病気で体調が悪いことをいいことに主人公の家でヒモ生活をするもとS級冒険者の話

更新:2023/2/4

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