――或る男の重たい心の話―― 熱情は砂漠に似ている。 恵みの雫は瞬く間に熱砂に吸い込まれて、まるで夢幻のようだ。 乾いた空を見上げて雨を乞う、さながら彼は仙人掌のごとく。 ***** 百人一首 〇四三(権中納言敦忠) 逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり ◦◦◦ 現代語訳 ◦◦◦ 恋しい人とついに逢瀬を遂げてみた後の恋しい気持ちに比べたら、昔の悩みなど、何ほどのこともなかったのだなあ。 こちらの作品は、 『百人一首アンソロジー さくやこのはな』 の、参加作品だったものです。 素敵な企画に参加できましたこと、嬉しく思います!
更新:2017/4/6
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藤原定家(ふじわらのていか)が書いた「近代秀歌(きんだいしゅうか)」という歌論書を翻案してみました。 本文は原文をかなり自己流にアレンジしてあるので、定家の本意とずれる場合もあるかと思います…… 興味の入り口にという程度にでもなれば幸いです。
更新:2014/7/22
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結城(ゆうき)雅美(まさみ)は、大変な負けず嫌いである。そんな彼女が、高校一年の百人一首大会で、札をほぼ取れないという事態に遭う。 半分近くが取られて行ったとき、立ち上がった雅美は、相手である相沢(あいざわ)夏輝(なつき)の元へと向かった。
更新:2015/7/11
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夢と現実で恋をする高校生。夢で出会い、現実世界で再会する2人。夢でだからこそ結ばれている自分達を、主人公は現実とする事が出来るのでしょうか?
更新:2007/3/3
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百人一首のそれぞれの歌に、ゾンビストーリーをつけてみました。舞台も状況もいろいろ、短い話です。途中までは以前2ちゃんねるで投下していたものの再掲、10話目以降は書き下ろしです。私が2013年4月に「ゾンビ・オブ・ザ・官渡」を出版したので(活動報告参照)、ゾンビ強化キャンペーンとして発売日までは続けて投下していました。もう一方の連載作品が完結したので、次を書き始めるまで定期連載(週1ぐらい)にしていたところ、完結することができました。 こちらも出版が決まりましたので、ぜひ手に取ってお読みください。一話ごとに、元の歌の意味、使ったモチーフや歌の背景、そのシチュエーションにおけるゾンビ的考察等を含む解説がついています。そのモデルとして、発売日に郷土の歌を一首、ゾンビ化して投稿します。
更新:2020/5/1
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かっちゃんと友達のたけちゃんは、花札、百人一首で坊主めくりをして遊んでいるうちにコーヒーをこぼしてしまいます。 途端に、妹のマミとともに不思議な世界に巻き込まれ……着いたのはお正月国でした。 ※昨年、冬童話に参加した「へびの王さま」と同メンバーのお話になります。
更新:2016/12/6
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(難易度★★★★★) 密室の中、遺体となって発見された被害者が握りしめていたものは、一枚の百人一首の札であった。瀕死の被害者が最期に残したダイイングメッセージが明示する奇怪な事件の真相とは? 如月恭助シリーズ第4弾で、シリーズ最難の事件――。
更新:2015/9/26
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