魔法の才能を持たない消極的な少年。 ある日、魔法の国が魔物の襲撃を受ける。と同時に少年は魔物使いの能力に目覚めた。 能力に呼応し現れた魔獣は、少年だけを助けた。滅びた故郷を去り、少年は様々な国を渡り歩く。 残酷な呪いを知り、凄惨な日常を知り、少年は自らの能力を平和のために使うと決意する。 そして、生きるために、幸せになるために、愛してくれる人を見つけるために、少年は旅を続ける。 全ては仕組まれ、嘲笑されているとも知らずに。
更新:2020/9/22
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宝石国の皇帝は代々、カラヴィンカと呼ばれる特別な皇女が天の力で指名する。皇女キランに選ばれるため国入りするティフィスを追ってきた血色の髪の賞金稼ぎイールは、夜の王宮で思いがけない者に出会った。吹雪の底で数百年の孤独が解かれる物語。 第十回本物川小説大賞参加作品。 金賞ならびに長髪イケメン賞をいただきました。ありがとうございます。 制作舞台裏はこちら↓ 『カラヴィンカの祝福:解題あるいは覚え書き、あと外伝』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054890409085
更新:2019/7/11
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北の島国、エリン。 邪神フィオールと、その末裔とされる「人に似て人にあらぬ者」たちは、ダーナの神々が守るエリンを狙っていた。 フィオールの末裔と呼ばれる魔物たちから人々を守るのは、戦いの神オグマの名を冠するオグマ騎士団。 戦うための剣を持つ騎士。 防御の魔力を操る杖《ロッド》を持つ魔術士《ドルイド》。 人々は、フィオールの末裔と戦うオグマ騎士団の騎士とドルイドを、こう呼ぶ。 一対の剣と盾、と。 【お知らせ】 漫画家松尾葉月さんの描かれた「暁の誓約」キャラクターイラストを近況ノートにアップしています。 ぜひご覧ください。
更新:2021/9/4
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ミュージシャンを目指していた主人公。 ある日ひとりの少女に出会い、お互いに惹かれ合う。 だが結婚の目前、彼女は交通事故で帰らぬ人となってしまった。 生きる意味を失った主人公の前に突然現れたのは、透き通るような白い一輪の花。それから毎日のように見るようになった彼女の夢。 そんなある日、彼女の願いを思いだした主人公は、再びギターを手にして音楽に没頭するようになっていく。 ◇ ◆ ◇ オルフェウス(Orpheus) ギリシャ神話に登場する神であり音楽家。 竪琴の名手。 毒蛇に噛まれて亡くなった妻エウリュディケーを取り戻すため『冥界下り』を決行するが、冥界王ハデスとの約束を破り『うしろを振り向いて妻の姿を見てしまった』ことで、永遠に彼女を失うこととなった。 そしてオルフェウスの死後、彼の竪琴は天にのぼり星座になったという。 ◇ ◆ ◇
更新:2022/10/27
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「あんたが選べる道はふたつにひとつ。ここで狐の餌になるか。俺に『盗まれる』か」 莵道の末姫・かさねは、狐神に嫁ぐため、親しんだ家を出る。しかしその婚姻は、豊穣のための贄を意味していた。狐に喰われかけたかさねを救ったのは、金目をした青年イチ。イチは天都から追われた皇子を名乗り、都に戻るためにかさねを「盗む」というが――。 神とひとが混じる世。箱入り娘と流浪の男の織り成す、恋と冒険の少女浪漫ファンタジー。 2020.12.28 完結 **書籍化します** 2022/2/15 富士見L文庫から改稿のうえ刊行予定 刊行時タイトル:「神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人」 装画:凪かすみさま
更新:2022/2/10
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雲よりも高くそびえたつ階段都市クルケアン。最下層に住むセトは幼い頃から頂上を目指しては失敗していた。その様子を見守っていた都市の住民は、セトが上層に近づくほどに捻じれた歴史の真実に気づいていく。大階段を登り、天に至った者だけが望む世界を手に入れることができると知った時、クルケアンの内乱は戦争へと拡大する。――その階段は神が降りるためのものなのか、それとも人が神に会いに行くためのものなのか。家族の絆をテーマにしたファンタジー小説。
更新:2022/11/20
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