遥か遠い未来、緩やかな滅びの都市で造られた労働力としてのクローンに、アンデット病と呼ばれる異常行動が発生していた。 一度暴走したクローンは、機能を停止させ廃棄処分にするしかない。それは最下層の焼却炉で灰にすることを意味していた。 ある日、アンデット化したクローンを目の当たりにした夜、K―EN3205N―973は、同じ工場で製造された末尾966の願いを聞く。 感情を持たないクローンには、発生しないはずの願い。それを耳にして、973は新たな決意をする。 重複掲載「カクヨム」
更新:2023/3/22
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
そう遠くない未来。 世界は戦争によって滅びた。 空は常に雲に覆われ、海は干上がり、地上には動植物の姿もない。 動くものといえば、エラーを起こした戦闘用ロボットばかり。 世界は終末を迎えていた。 それはそれとして。 その世界を、バイクで旅する二人組がいた。 ロボット兵士、ゾルタン。 最後の人類、シーカ。 二人は旅をする。 世界の果てへと至る道、ビヨンド・ザ・ホライゾンを目指して。 イラスト:サージ
更新:2022/11/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
ある朝目覚めたら、世界から人が消えていた。 静まり返った街に一人取り残された僕。止まったままの車や電車。伸び放題の雑草。会社員だった僕は、ある日、一人の少女に出会った。 少女の名前はシノ。彼女は素手で物に触れると、持ち主がそれを使っていた様子が映像で見える不思議な力を持っていた。 これは、僕と彼女が消えてしまった人々の思い出を辿る最初で最後の旅の記録である。
更新:2022/1/18
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
この世界には冒険者も魔物もいない。魔術は廃れ、蒸気文明が興り、しかし突然、世界は崩壊を始めた。人は結晶となって消えていく。世界は白く崩れていく。蒸気自動車の助手席にエルフの少女を乗せて、夜には道端でキャンプをして星を見上げ、焚き火で缶詰を温めて腹を満たし、生き残る人々と出会ってはすれ違うように別れて、夜明けを探してどこまでも旅をする話。 ◆ファンタジア文庫より2月20日に刊行された「さよなら異世界、またきて明日−旅する絵筆とバックパック30−」のカクヨム限定の試し読みとなります。
更新:2020/1/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
かつて地球には、大海に抱かれたひとつながりの大地パンゲアと、天空に浮かぶ都市ユートピアがあった。 かつて地球は、平和で豊かな世界だった。 ユートピアの愚かな影王が、空を落としたあの日までは―― 空が落ちた日、ひとつながり大地パンゲアがばらばらに解けて散った。 ユートピアの少女ナージェは、空が落ちた日、体と心の時を止めてしまった。 黒い棺と罪を背負った永遠の少女ナージェは、醜い異形のイェンとともに、影王を探している。 水底の街アトランティス。 子どもの街ネバーランド。 階層都市エルドラド。 無数に解けて散った街を巡る、はてなき旅。 すべては、影王を殺し空を取り戻すために。行き着く先に、何が待っているのか、永遠の少女はまだ何も知らない。 規格外の異世界ファンタジーが、ここにある。
更新:2019/1/13
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
人類を含む全ての『生き物』が消失した世界。 感情人形《フィーリング・ドール》と呼ばれる、感情を持った人形だけが意識を保っていた。 人類最後の遺産である感情人形たちの、なんの変哲もない出会いと別れの物語。
更新:2020/2/8
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
理由も分からず滅んだ終末世界で生活する一人の少年がいた。 訳の分からない侵略者『ターミネイター』が闊歩し、訳の分からない人型機動兵器『ガイスト』がそこら中に転がり、殆どの人間が消えて文明の終了した世界――そこに待っていたのは他の生存者との激しい競争と、終末後に出現した数々の謎たちだった。 しかし、彼には世界の謎を解くほどの頭脳も余裕も才能も無い。 彼に残されたものは、趣味の日記を書く『ため』に生き延びることのみ。 これは緩やかな滅びに浸る少年のサバイバルの記録。 ※暇つぶしに非常にゆるーい頭で書いています。更新速度完全不定期。
更新:2023/3/4
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。