西暦1867年、日本歴慶応3年。 近代時代を迎えつつあった日本には、未だ妖刀という怪奇的脅威が存在した。 古来より妖刀の存在は心に闇を抱える人間を魅了し、それを手にした人間は斬った人間を妖(あやかし)として手駒とし、自身も妖刀を介して特殊な術を操ることができた。 それに対抗すべく、江戸初期の幕府によって秘密裡に組織された壊刀団(かいとうだん)。 裏の新選組とも呼ばれた彼らが、最も激動した明治元年までの戦いの物語。その中でも、特に際立っていた闇を抱えた三人の物語――。 三人の主人公を軸に描く短編集となっております。 どの物語からでも楽しめますので、お好きな主人公の物語の更新をお待ちいただければと思います。
更新:2020/1/31
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