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作:浦科 希穂

月詠み師ムウ―金色の眼―

サリョ大陸南の地、アウタクル王国という国に代々王族に仕える「月詠み師」と呼ばれる一族がいた。 彼らは月の光や満ち欠け、月の音色を聴き、これから起こりうる“未来を詠む”特殊な才を持つ一族である。 しかし、古より災いをおこすと畏れられた金色(こんじき)の瞳を持つ赤子が国の世継ぎとして産まれたのを境に、月には靄(もや)がかかってしまい、その皇太子にまつわる未来のいっさいを詠むことが出来なくなってしまった。 その月は「靄の月」と呼ばれ「真実を導け」というお告げであった。 「靄の月」が示す真実とは何なのか、「金色の眼(まなこ)」と呼ばれ、忌み嫌われる伝説の瞳を宿してしまった皇太子の運命はどうなってしまうのか……。 こうして、月詠みの一族であるムウは殺されるべき忌み子――皇太子の命を救うべく伝説に隠された真実を解き明かす旅に出ることを決意する。 時同じくして、遠く離れた北の地でもまた「金色の眼」の誕生を察知して謎の影たちが動き出していた……。 災いをおこすと畏れられた「金色の眼」の誕生により、いくつのも思惑が動きだし、それぞれの使命が交差していく冒険ファンタジー。 果たして、伝説に隠された真実とは――。 私が縦読み設定の為、横読み設定の方に関しましては、読み難い部分が有るかもしれません、申し訳ございません。 また、現在は不定期更新とさせていただいております(土下座) ※詳しくはノートの「色々なお知らせ」をお読みください。

更新:2023/12/25

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