主人公の越前 香(えちぜん かおる)は、周囲に馴染めずにいるクラスメートの益子(ましこ)が 馬鹿にされているのを見るのが嫌いだった。 それを一つ年上、大学生の幼馴染、信楽(しがらき)に愚痴る。 二人が話しているのは、とある純喫茶のボックス席。 たまたま隣の席に座っていた益子に、その会話を誤解されるような形で聞かれてしまう。 それをきっかけに、越前と益子ははっきりと互いの存在を認識する。 「だから、私は益子さんと仲良くしたいワケじゃないんだよ……信楽、後ろの席の子、いつ来たか見てた?」 「さぁ……? 少し前かな。知り合い?」 「益子さん」 「ひえ…………………………………………」 気まずさで死にたくなる越前だが、そんなことでは死ねないので、仕方なしに生きていく。 時には勇気を出して、時には信楽を巻き込みながら。
更新:2022/2/7
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