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タグ:Dv被害者支援

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作:齋藤 一明

茗荷のように

「明日を紡ぐ」の続編ともいうべき社会派小説。 名古屋で災害救助組織を設立する推進役だった市長、大隅議員、村井由蔵は、DV被害者救済の手始めとして山口県の山間部に建つ無住の農家を買い取りDVシェルターとした。そこで生活させている女性たちは、不自由な過疎地での生活と自然に抱かれた環境により徐々に自分を取り戻し始め、近くの営業をやめて久しい国民宿舎を使えないかと考えるようになった。そこにDV被害者を呼び寄せ、社会復帰の手伝いをしたいと役場に申し出、それを機に村井たちの活動が始まる。 一人の女性を山口に連れて行くことになった時、広島の警察副署長である青木と救援課の結城亜矢も同行する。 現地で山を調べていた亜矢は、梅や桃、栗などの木をみつけ、見分け方を教える。 そして、マムシを退治してみせ、ワサビを見つける。亜矢とともに山に分け入った美鈴は亜矢に好意を抱く。 村井は、仲間に加わった二名の新人議員と鰻屋の大将を現地に案内し、収入確保の方策を探る。 現地で柚子をみつけた大将は、柚子こしょうを製造販売することを提案。実際に作ってみせる。 翌日、地震が発生し、長雨で緩んでいた裏山が崩れて民家がおしつぶされる。 村井の一報で救援課が出動。宮内が指揮をとり生き埋めになった人を救出する。シェルターの女性たちは山中に避難。亜矢が救助犬とともに闇夜の山中に分け入る。 犬の働きで女性たちを発見した亜矢は、斜面を滑り落ちた女性を救出。火を絶やさぬよう徹夜で見守り、夜明けとともに負傷した女性を背負って下山した。無心に働く亜矢は、女性たちの絶大な信頼を得ることになった。 亜矢のひたむきさに勇気を得た加奈は、離婚を決意。村井に援助を求める。 村井は警察に相談し、刑事事件として裁くよう求め、平行して施設購入と専門支援組織発足が議会で承認される。 施設に新たな女性を案内することになり、専従職員と元警察官の岩田を亜矢が案内するが、職員は女性たちに杓子定規な態度をとり反発される。 輪から外れた職員の行く手に蛇がいることに気付いた亜矢は、屋根より高い枝からロープで滑り降り、難を救う。 助けてもらったのに素直になれない職員を女性たちは哀れむ。 そして、名古屋に戻る一行を見送る女性たちは、見違えるほど逞しくなっていた。

更新:2013/11/24

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