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最近、注目があつまったレビュー!

kiss×キスのことしか考えられない

意外な展開となる?! 主人公の恋とその行方とは? ハラハラドキドキの物語。

【物語は】 ハロウィンを終え、クリスマスシーズン到来の街中から始まっていくようである。主人公はどうやら甘党らしく、ケーキ屋のショーウインドウを覗き込んでいた。そこで主人公の不注意が元なのではあるが、ある女生徒と出逢う。この時、相手は主人公の謝罪の仕方に不満を抱いており、それに対し穏便に済ませたかったはずの彼は良くない態度を取ってしまう。 主人公には好きな相手がいるようだが、この一件が二人にどのような影響をもたらすのだろうか? 主人公の性格が垣間見え、この先の展開が心配になってしまう始まりである。 【主人公と彼を取り巻く人々】 メインは主人公と幼馴染み。二人の共通点は、甘いもののようだ。主人公は小説を執筆。幼馴染みは少女漫画が好きなようである。どちらも、一般的なイメージの男らしさとは相反し、繊細な女子のような雰囲気を持つ。 (多様性があるのは当然のことなので、これはあくまでもイメージである) 主人公は恋を自覚しているせいか、幼馴染みとの友人関係を超える距離間に、戸惑いやときめきを感じているようだ。しかしそれを必死に隠している部分もある。 ここで、彼が隠している理由はなんだろうか? と想像する。 幼馴染みとの関係を壊したくないからなのか、それとも彼に好きな相手がいるからなのだろうか? 同性だからというのは理由としては少し薄いと感じた。そう感じた理由は、幼馴染みは偏見を持っていなさそうに感じるからである。 それに対し幼馴染みは、少し小悪魔的な印象を受ける。主人公の気持ちを知らないからなのだろうが、無邪気な彼の言動に主人公が振舞わされているように感じたからだ。 主人公達を取り巻く人々。 二人の間にこの後どんな影響を及ぼすのか。五話までの時点では不明な、冒頭の少女。そして母や幼馴染みの血縁者など。彼らの日常が分かるような人たちが登場する。 【主人公の恋】 これは読み進めていくと、意外な展開となる。 この物語で中心となるのは三人だが、どんな風に関係していくのか? 自分はとても興味深いなと思っていた。 スタート時には、どう考えても一方通行。何がどうなったら発展するのだろうか? という謎の部分も多い。そして、もしやこれは綺麗なトライアングルになるのだろうか? と予想したりもした。 しかし読み進めていくと明かされていく、伏線。なるほどという着地点。展開やテンポはアップテンポだが、翻弄される主人公の心理などは見どころだ。 【物語の見どころ】 ”kiss×12.海緒先輩の好きなひと”まで拝読させていただきました。 この物語は、かなりテンポの良い物語。主人公は天然の幼馴染みに振り回されはするものの、そんなにジレジレしない物語。(テンポが良い為) 冒頭から不穏な空気が漂っており、何かが起きそうな匂いがプンプンするのである。この女性の役割がかなり面白く、必然的。予想とは裏腹な展開になるので面白いと感じた。予想については人それぞれ違うとは思うが。 全体的に主人公視点。途中、想いを寄せている相手、幼馴染み視点でも描かれている為、”ああそういうことだったのか!”と納得がいく。 ストーリー構成、展開としては”BLが好き!”というわけでなくても楽しめる物語であると感じた。読了部分ではまだ、主人公の恋が叶ったのかは分かりません。是非、その目で恋の行方を確かめてみてくださいね!おススメです。

5.0
0
crazy'[email protected]レビュー&作品紹介師

少年Z

ゾンビもので屈指の名作

2016年に完結した話が、今に至るまで読まれ続けているという所でまずすごいんですが、ゾンビものの中でも屈指の名作です。 軽めでコメディ寄りな語り口、軽快な文章からストレス無く読めるのに、しかしその実内容はかなりハード。 展開自体に波がスゴイかというとそんなことはなく、どちらかというと淡々としている感じで、ある意味なろうの主人公最強モノのような安定感がある。しかし、内容が重いっ! いわゆる異世界系の主人公最強モノでも抱える葛藤などで魅せる展開があると思うが、これはゾンビパニックモノ、現代ものであるからその内心の展開が凄まじい。 世界の破滅に備えるプレッパーズである主人公が、崩壊後の世界で何とか頑張ってくってストーリー展開です。築き上げた要塞(自宅)には幼馴染の女の子と初恋の相手と初恋された相手と……ある意味ハーレム的ではあるんでしょう。ハーレムじゃないけれど……恋愛要素はしっかりありますが、あくまでおまけ程度に考えておいた方が◎ 軽いノリでハードな展開を読みたいっていう(ハーゲンダッツァーのように)贅沢な方に特にオススメしたい作品。設定もしっかりしていて面白く、ゾンビパニックモノが好きな方にも楽しめると思います。 ゾンビ映画のようなワー!キャー!的なところから頑張って……っていうのとは若干趣が違うが、「ゾンビもの」の固定観念(もしあればだが)から少し離れて読んでみてほしいですね。 色々とスッと納得できないところが多いけれど、だからこそ主人公の考えを理解して共感する……というのが大事なような気もします。感情移入するには好みによって分かれるんでしょうか、少なくとも私は結果的に感情移入できました。 ぜひとも彼の気持ちを考えながら読んでほしい……と思います。 (ノクタのような展開を期待されてるなら微妙かも?) 『欲しいものリスト:  未読の方がいたら是非とも読んでほしい。

5.0
1
呑んだくれのよみせん

義妹に押し付けられた嫁ぎ先は、呪われた公爵閣下でした【完結】

精神力の強すぎる食いしん坊令嬢の天然無双

基本はテンプレで義理の家族にいびられ婚約破棄され厄介者のところへ嫁がされる形なのですが、主人公のメンタルが強すぎます。 呪われた公爵は実際に体から海産物が出てきて異臭を放ち、一目で人間だとわからないような外見をしています。最初から嫁を求めていなかった公爵は冷たく接するのですが、実家では虐げられていて料理長の元調理を教わっていた主人公はその海産物を美味しくいただき、この呪いなら食べ物に困らないと羨ましがってしまう始末。 食事も満足になかった生活から立派な設備のお家で食材に困らず生活できることに感謝し、恩返しをしようとする主人公と、そんな図太い主人公に畏怖しながらもほだされていく公爵様のじわじわ恋物語。 呪いが中々ハードなのですが、主人公がそれを有効活用しすぎて笑ってしまいます。呪いなのでいずれ普通の人間にもどるのですが、その際に主人公は残念がってしまうほどです。 呪いがとけたあとも物語は続き、主人公の実家にもきちんと痛い目にあってもらいますし、主人公の心の奥にあったわだかまりもなくなっての完全ハッピーエンドです。 そんな最後まで安心してノンストップで読んでもらえる、不幸な女の子が幸せになるのが大好きな人にはおすすめのラブコメ小説です。

5.0
0
かんむり

12ハロンのチクショー道【書籍化】

競馬という題材を上手く使った良質なスポ根&ヒューマンドラマ

本作は競走馬に転生した男性が主人公ですが彼の主観で語られる事は少なく、周囲の視点を通して物語が進む群像劇です。 人によって好みが分かれる部分でしょうが個人的には良い意味で神様転生要素が薄い作品です(※転生自体は作中で重大なポイントです)私は「現代が舞台であまりに現実離れした主人公は浮いててちょっとな……」と感じる事があるのですが、そんな私でも気にならずに読み進められました。 主人公を管理する調教師や騎手が変な馬だとは思いつつもその力を信じ、勝利の為に試行錯誤する姿は素直に応援したくなります。 群像劇と評したように主人公サイドだけでなくライバルサイドの描写も豊富で、それが本作の魅力の一つです。 様々な出自とファンの夢や期待を背負った馬達。そんな馬を愛し、勝たせる為に努力を惜しまない関係者。 競馬という競技の性質上、一度の戦いで決着がつくわけではなく幾度となく激突しますが、その過程で主人公だけでなく相手にも負けてほしくないと感情移入してしまいます。 ライバル達が一堂に会するレースがあるのも競馬ならではの醍醐味でしょうか。 他にも魅力はありますがネタバレになりそうなのでとりあえずここまで。 競馬小説という取っつきにくそうなジャンルの作品ですが、使った時間に見合う面白さはあるのでぜひこの機会に一読を。

5.0
1
とうゆき

剣と魔法と学歴社会 〜前世ガリ勉だった俺は今世では風任せに生きる〜

爽快!!!!!

爽快にして痛快。読んだ後実に爽やかで良い心地になれる。 ハーレム(総モテ)要素若干ありつつも、女からだけじゃなくて男からもなのでそちら系要素が苦手でも割とイケる……かな。主人公が自分のやりたいことや興味に真っ直ぐで努力の人であること、誰に対しても馬鹿にしたり下に見たりではなく真っ直ぐに向き合う姿勢なのが原因だろうか。主人公女の子からモテるのに実に嬉しそうじゃなくてそこがまたよい。 初めの方の、家庭教師に対する主人公のモノローグ(地の文)が地味に刺さった。力量はそうでもなくても教育に対する姿勢や覚悟を認めるその文を読んだときに、この作品を最後まで読みたいな、と思わせられた。こんな風に他者を捉え、向き合う主人公だからこそ、この彼の物語を読みたい、と。 群像劇的な側面も持ち、彼を取り巻く登場人物たちもまた魅力的。 師や教師に対しても自身を曲げることなく真っ直ぐな彼らしい視点と態度で切り開いてゆく。少しずつ繋がってゆく人物の相関図、点と点が出会い繋がり複雑に絡み合っていく……4月半ばから始まって94話を更新、にも関わらず多少時間軸の前後はありつつも、勢いを失うことなく、いや増してゆくのが素晴らしい。 続きがとても、楽しみです。

5.0
0
ゆうき