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最近、注目があつまったレビュー!

僕と彼女と実弾兵器(アンティーク)

未完結が本気で悔やまれる作品

軽いノリな登場人物たちだが、それでいて内容はしっかりSFしてる。 最初はその軽いノリに驚かされるだろう。そこで合わないなと引き返す人もいるかも知れない。 でも待って欲しい。ちゃんとSFしてるから。 電脳プラグラミング技術。通称ビッショプ。 最初はドア一つ明けられなかった主人公の脳に、ビッショプを上書きするオーバーライドシステム。 サルベージ(壊れた宇宙船などの回収屋)を生業にしている赤毛のヒロインのマール。 特別なAIを搭載した小梅(主人公命名) そんなユカイな仲間たちと共に人類のルーツ「地球」を探す旅に出るという物語。 その途中で「ライジングサン」という輸送会社を立ち上げる。 そんな中で次々に仲間が加わっていく。 失敗したことがないという、なんでも屋の童貞アラン。 帝国軍にNOを言って唯一生きている男ファントム。 見た目ただの猫だけど、普通に喋って戦闘機を駆る宇宙人キャッツの皆さん。 二足歩行ロボットに乗るマフィアのベラ。そしれ彼女が率いるマフィアんコープの皆さん。 そして、そんな彼らの前に立ちふさがる、アウトローやコープ、人類共通の敵。通称ワインドとの戦闘は本当に本当に熱いです! ただ残念ながら、これから謎が次々に明らかになっていくという過程で休載という…… 好きだった作品だけに休載が本気で悔やまれる作品です。 途中まででも良い。良質だけど軽いSFが読みたい人には是非、読んでほしい作品です。

5.0
2
キノ

星集めの絵

ただひとりの大切な人のために神が与えた能力

星集めの画家、もう名前だけでロマンティックである。 その画家であるステラと、需要のない魔法しか使えないアルバートの素敵な恋の物語。 とにかく色彩や景色が美しい。星は紫紺の空にチカチカと無数に輝き、ステラとアルバートの瞳の色はひとつに混ざり合う。そして最初と最後に出てくるクリスマスの町の華やかさ。 ここで何語も費やして説明するより本文を読んでほしい。 アルバートの悩みは魔法に需要がないこと。しかしステラと出会って能力が開花する。きっとアルバートの魔法はステラのために用意された特別な力なんだ、と思った。 誰でも、大切な誰かのためになら力を発揮できるし、それが予想以上の結果に結びつくのに違いない。 ところで、今までうまく使えないものが相手を得て使えるようになる、というのはとても示唆に富む。 例えば会社で、上司が変わったとたんに生き生きと仕事ができるようになったり……。 能力を発揮できる人との出会いは人生でとても重要だ。 そんなことを読み終えて漠然と思った。 あまりロマンティックではないのは、わたしがトシをとったせいだ。きっとそうだ。 素敵な物語をありがとうございました。

5.0
1
しのき美緒@BEKKO BOOKS

付与って最強だと思いませんか? ~悪魔と呼ばれて処刑されたら原初の悪魔に転生しました。とりあえず、理想の国を創るついでに復讐しようと思います!~

冤罪で処刑された少女が悪魔に転生し復讐していく物語

婚約者が邪魔になった王太子と国の思惑により、ヒロインはあらゆる方法で拷問され続け大切に思う人は皆殺しにされる。処刑の瞬間に復讐してやると叫んだ強い願いは叶えられ、悪魔として転生したヒロインは自らの力を鍛え仲間を増やし、自分を陥れた国や人間たちに復讐していく。 最初から最後まで一貫してきちんと『復讐していく』展開が良かった。 ヒロインのみならず、周りを固めるヒロインラブな従者たちもチートすぎるので、ざまぁが蹂躙殲滅寄りになっている容赦のなさも好ましかった。 ただ復讐以外の箇所、特にヒロインと従者たちのほのぼの部分等が同じ事の繰り返しでくどいというか冗長すぎるというか、かなり目が滑ったので斜め読みでさくさくと飛ばさせてもらった。 恋愛も唐突に入れ込まれた感じで、「え? 組み合わせそこ?! いつからそんな感情抱いてたの?!」と驚いた。カップリングとしては好きなので、もう少しきちんと彼から彼女に向ける感情の移り変わりが描写されていればな、と思った。 ヒロインが邪神呼ばわりする存在も、最初からずっとヒロインを気にかけてめちゃくちゃ頻繁に声をかけまくる必要はあったのかな? と。邪神との会話はメタ的要素として楽しむ部分なんだろうなとは思えたが、正直この辺りも目が滑った。 デジャヴ感があるのは否めないし、俺tueeeチート全開で神様が絡む壮大系でもあるので読む人を選びそうではあるが、さくさくと展開が進んでイラつくことなく最後まで読み終えられたので、お約束的なものが好きな人には良いかもしれない。

3.0
0
亜夜

【Web版】剣と魔法と学歴社会 〜前世ガリ勉だった俺は今世では風任せに生きる〜

爽快!!!!!

爽快にして痛快。読んだ後実に爽やかで良い心地になれる。 ハーレム(総モテ)要素若干ありつつも、女からだけじゃなくて男からもなのでそちら系要素が苦手でも割とイケる……かな。主人公が自分のやりたいことや興味に真っ直ぐで努力の人であること、誰に対しても馬鹿にしたり下に見たりではなく真っ直ぐに向き合う姿勢なのが原因だろうか。主人公女の子からモテるのに実に嬉しそうじゃなくてそこがまたよい。 初めの方の、家庭教師に対する主人公のモノローグ(地の文)が地味に刺さった。力量はそうでもなくても教育に対する姿勢や覚悟を認めるその文を読んだときに、この作品を最後まで読みたいな、と思わせられた。こんな風に他者を捉え、向き合う主人公だからこそ、この彼の物語を読みたい、と。 群像劇的な側面も持ち、彼を取り巻く登場人物たちもまた魅力的。 師や教師に対しても自身を曲げることなく真っ直ぐな彼らしい視点と態度で切り開いてゆく。少しずつ繋がってゆく人物の相関図、点と点が出会い繋がり複雑に絡み合っていく……4月半ばから始まって94話を更新、にも関わらず多少時間軸の前後はありつつも、勢いを失うことなく、いや増してゆくのが素晴らしい。 続きがとても、楽しみです。

5.0
0
ゆうき

どうも、魅力的な女(笑)です。

あまりにも好き過ぎて何度も往復してしまう

何度読んだだろう……好き過ぎて何往復も繰り返してしまう、何度読んでも好き過ぎる……。いいねとか何度でもさせろよ、点数も無限に何度も入れさせろよ、と思う。何度でもしたい。今も定期的に読み返している。個人的ドツボにハマった作品。他人にも刺さるかは知らん。 異種族系異世界転生もの、平凡な容姿@ただし種族的な容姿判断基準である羽は超絶美少女、に生まれ変わった前世記憶あり(ただし前世要素は物語の主軸ではない)主人公の婿捜し。 勘違い系としても、ものすごく、わかる! ……わかる!!! と言いたくなるこの判断基準よ……ほんとわかる!羽でなんて分からないよ容姿判断!笑 求愛ダンスされても分からないよ……という主人公の心情がとても、分かる!!! 本能が死んでいると度々出てくるフレーズがなんとも言えず切なく可笑しい。 無自覚「俺やっちゃいました?」系は鼻につくこともあるけれど、これは無自覚でもまったくもって鼻につかない、むしろ分かる。そこが上手くて呻ってしまう。 物語としては年頃になった主人公が婿を探しに集団お見合い会場に行き、超美形の婿@正し種族的な容姿判断基準である羽は超絶不細工、をゲットするという、ただそれだけのお話で長さもそこまで長くない。 けれどシンプルで長さがないということは、頭から読み返してもそこまで時間を食わないと言うことで、繰り返し読むには、どこに何が書いてあり、どこで何が起こるのかも把握しやすいということで、特に好きな箇所を繰り返し読んでは、たまに違う箇所も読み、全体を通しで読んでも味わい深い、そんなアレコレソレが実に手軽に繰り返せるこの甘美…。 なおこのお話、なろう系の女性向けR18サイトにも掲載されてて、そちらでは本編の続き(結婚後の夫婦生活)が読めるので基準を満たしている方はそちらもお勧め。 エピソードのラインナップはなろうにしかないもの、R18サイトにしかないものがそれぞれあるので、コンプしたい場合は両方を読む必要がある。 特に好きなのが「パーティーに行きましょう(後編)」の女友達3人とのやりとりの所と、 番外編の「娘がなんかすごいの連れてきた。」の家族会議と、「息子がなんかすごい子を連れてきた。」の両親の反応と、「基本的に脳筋な種族なんだよね/なんで俺の番が戦ってるんだよ。」の無双主人公。 だいすき。

5.0
0
ゆうき

友士灯―ともしび― 探求編

人と妖の狭間に生まれて——『妖雛』の少女は心に灯火を得られるか

物の怪の蔓延る世に、人を護るため生み出された妖雛。 彼らは長じれば人妖となり、道具としてただ物の怪を倒すことを求められる。 夜蝶の志乃こと花居志乃もまた、そのような生を歩むはずだったが……数々の出逢い、経験、想いが彼女の心を育んでいく。 腰を据えて読める、本格派和風ファンタジーです。 特に優れているのが、人でもなければ妖怪でもない主人公・志乃の難しい心情を、逃げることなく丁寧に描かれている点です。 我々人間とは違った感性の彼女が、物事をどう捉えて何を思うかは、想像で補うのもなかなか難しいことだと思いますが、こちらの作品ではその全てが説得力があると言いますか、納得できる形で描き出されています。 少しずつ、でも着実に人の心に寄り添おうとしていく志乃。いつの間にか、彼女を応援したくて堪らなくなっている自分に気づかされます。 そして彼女を取り巻く人物たちも、皆魅力的で。 特に同年代の妖雛である芳親、そして治療術の使い手である茉白——志乃にとって初めての友達となる二人とのやり取りは必見です。 丁寧な筆致で描かれる、濃密な和風ファンタジー。 描かれた世界を心ごと旅できる素敵なお話で、大変お勧めできる一作です。

5.0
0
If