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@オノログ

怖くないタグに騙され読むと、始め怖すぎ、中ドキドキ、ラストは切ない涙

5.0
1

ホラーは苦手なのに、つい怖いもの見たさで読んでしまうんですよね。

しかも、本作は「怖くない」タグつき。これは安心できる。


と思いきや、タイトルの「四時四十四分四十四秒」が冒頭すぐに

登場して、なんかすごい不吉な始まり。


横断歩道を一人で渡ろうとすると、

その時刻に「ねぇ」と女の子に声をかけられるという噂。


ああ、開かなければよかった、とそっ閉じする間もなく読み進めると、

どうやら「ユーコ」さんというユーレイ(?)の話のようす。

明るいキャラクターで、なんだかラブコメみたい。


でも、

いつもと違う街の様子。トラックの事故。ずれてる時間。

廃部になったものづくりクラブと、ホタルイカ。

いい感じで並ぶ謎にあがるドキドキ感、やがては確信に。


そしてついに、四時四十四分四十四秒がやってきて――


「ねぇ」


ぎゃーーーーーー 出た!!!


いや、彼女ストレートにユーレイなんですけど、憎めないオチでした。

嶌田あき

登録:2021/7/17 23:46

更新:2021/7/23 17:15

こちらは嶌田あきさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。