完全ランダムのはずの召喚魔法で最低ランクのスライムしか召喚できない主人公が召喚の魅力にハマり、お高い召喚をするためにあらゆる知略を凝らして召喚に必要な触媒を集めようとする。その「ガチャでSSRを引きたい」という欲望はやがて世界の全てを巻き込むまでに肥大化していく。
話の規模がどこまでも広がっていくのに、その一方で最初から最後まで一貫して「ソシャゲでSSRが引けない」という身近すぎる悲喜こもごもを描いているのが最高に面白かった。短くまとまっているので気軽に読み返せるのも良い。
登録:2021/7/10 01:07
更新:2021/7/23 17:15