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世界の中心で「未完であれ!」と叫ぶ

5.0
1

 物語終了課。


 それは終わりを知らない物語を終わらせるために存在する国の機関である……!


 未完の物語は時折暴走し、人をその中に巻き込んでしまう事があり大変危険なのだが、それは一般人には秘められていて、彼らは人知れず対処する未完物語対応のエキスパート(公務員)なのだ!


 広げられた大風呂敷を畳むのはプロもアマも大変で、人と違った物語を書こうなんて肩ひじを張ってスタートしたらさぁ大変。テンプレを避けての物語終了の難易度はかなり高い。結果、世の中には終わってない物語が溢れ、その対処が本間達、物語終了課の仕事となる。公務員として頑張って国民のために働いてくれているのだが、どういう訳か主人公の本間は毎回可哀相な目に遭うというか、遭わされてているというか。


 基本的に周囲が総ボケ、本間がたった一人のツッコミ役といった感じで、うっかり本間がボケモードに入ってしまった場合は、彼の親友である都道がツッコミ役として立つという感じでバランスが取れたドタバタコメディ。要所要所で笑いのツボを連打してくるエピソードがぶち込まれ、抱腹絶倒待ったなし。

 ずっとこのまま、働く彼らの毎日を眺めていたくなるという。


 何が言いたいかというと、この物語を永遠に楽しみたいので、このまま連載を続けて未完であって欲しい。そう願ってしまう作品なのです!


 さぁ皆さんも御唱和ください、「未完であれ!」と。

MACK

登録:2021/7/22 19:16

更新:2021/7/23 17:15

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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MACK