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クエリさんのレビュー

4.5

登録日:2021/7/23 08:18

更新日:2021/7/23 17:15

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こちらはクエリさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

こちらのレビューも要チェック!?

小説家になろうその他連載:20話完結

ソシャゲに学ぶ英会話

偉人(ソシャゲ廃人)の名言(もしくは迷言)で学ぶ英会話術

一見、英会話なんて難しそう、そう思われるかもしれません。 しかし、一度でもいいから読んでみてください。 ソシャゲ廃人達の迷言集が英語で綴られ、その意味を解説して行くと言う繰り返しなのですが、これがまー面白い! 廃人達のイかれた一言を読んで戦慄しますし、作者様の体験談も交えたユーモア山盛りの解説でクスッとできます。 現役でソシャゲ廃人をやってる方にはあるあるネタとして笑えて、自分のようなソシャゲ初心者でも廃人の狂気に慄きつつ笑える。 そんな親切設計となっております。 もちろん、タイトルにもある英会話に関してもしっかり学べるので安心してください。 全20話と短めでサクッと読めるため、ちょっと笑いたいな、と言った気分の方、ぜひ読んでみてください。

エブリスタその他短編完結

本の神様コンシェルジュ

積み重ねた物

 手にひょいっと届くもの全てが不動であるわけではなく、形の変え方もまた違う。  物語は淡々としているのですが、サイトさんでも書きました、「オチがいい」。当時こうレビューに書いた際は、何故なのか上手く説明が出来なかった。  手離し方なのかもしれないと、いま思う。それは、読者もそう、物語の人物もそう。ひょいっと手を離す。だから目が覚める、現実に帰ってくるのだ。そして心に持ち帰り留めることが出来るのかもしれない。  野暮ったく語らず一言、頗る上手い。この文で是非映像を見て欲しい。

エブリスタその他連載:11話完結

Crush Out

意外な展開を迎える物語。しかしこれは序章に過ぎない⁈

【物語は】 ある人物の視点から始まっていく。自分をアーティストと呼ぶその人物。内容がなんだか不穏である。何が始まるのだろうか? と思いながら先に進めると、事件現場へと場面が切り替わる。異常とも感じる遺体の状況、主人公は警察関係者のようだが、この事件と一体どう向き合っていくのだろうか? 【事件】 初めに出てくる事件は、どうやら同一犯による3件目の事件のようだ。その事件の様子や、それまでの事件が回想により明かされていく。現場の様子から、かなり猟奇的な事件のようだが”誰がなんのために行っているのか”この段階では分っていない。謎の深まる事件だ。 【登場人物】 この物語に大きく関係している人物は二人。どちらも女性である。一人は少し面白い経歴を持つ女性。しかしながら、珍しいとは言えないかも知れない。この女性が変わっているのは、少しマニアックな作品に出演しているということ。あまりパッとはしない現状だが、自分の道に向かって健気に頑張っているという印象である。 もう一人は、警察関係者の女性。この事件への糸口が見つからず、焦りとも絶望ともとれる状態である。二人がどのように関わっていくのか? また、間接的な関りで終わってしまうのか、この時点ではわからない。(P12までの時点) 【事件の展開】 この物語の面白いところは、仮に疑いがあっても確たる根拠がなければ、警察は動けないというところにある。犯人がそれを利用することによって、事件は難航しているように思えた。繋がりがある証拠を掴まない限り、踏み込むことが出来ないということである。 そしていよいよ4件目の事件が起きてしまう。 【見どころ】 この物語は犯人VS警察ではあるが、決して正義が勝つという単純なものではない。そしてシリーズ一作目ということから、序章に過ぎないのではないか? という考え方もできる。 犯人側の心理、刑事側の心理。それは事件を解決するための思考というよりも、恐怖に対峙した時の人間の心理状態というのが分かりやすく描かれている。かなり異色な作品なのではないだろうか? この作品は、短編の為多くを語ることはできないが(ネタバレになってしまう為)、とても興味深い作品だと感じた。残虐要素が苦手でなければ、お奨めしたい作品である。 あなたもお手に取られてみませんか? この事件の全容とその結末を、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

アルファポリスその他書籍化コミカライズ連載:4話

居酒屋ぼったくり

昭和の匂いがする人情もの

 旨そうな酒と食欲をそそる料理の出てくるちょっと昭和レトロでアットホームな下町人情もの。  過去にTVドラマ化もされている作品で本編は完結しているけれど番外編の短編集も出版されており、連載中のコミカライズも味がある。  主人公の美音(みね)さんがあまりにも意固地なのとちょっとなにもかもうまくいき過ぎなところがあるけれど、こんな居酒屋の常連になってみたいと思わせる爽やかな読後感であっという間に読み進められます。

小説家になろうその他連載:240話完結

しいていうならお前の横を歩いてるのが魔王

この小説は、小説ではない

 ギャグコメディかつ入り込む奥の深さのある物語で構成された本作。 おそらく読み始めた人はあまりの置いてけぼりに、そして疎外感に驚く事になると思う。 まず掲示板形式で物語の途中から突然話が進む。 知らない人物と世界観そしてこの物語の主軸とも言える個性豊かな魔物たち…… 数話はわざと理解させないようなぶん殴る形式で話が勝手に進むのだ。  ある程度進むとやっと話が見えてくるようになる。 剣と魔法の物語で魔王を退ける物語を魔物側視点で進んでいく……のだが。 すぐにこれは「勇者物語物語」なのが判明する。 魔物側はもはや神か悪魔かといった超常の存在で不老不死。 魔物側が本気を出せば世界を物理的に破壊できるほどだがそれは魔物側の目的じゃない。 魔物たちは設定された強さと設定された演出し脚本し物語を描いていく。 それは勇者が魔王を打ち倒すストーリーだ。 ちなみに魔王はいない。 しいていうなら……主人公である子狸だ。 子狸というが立派な人間である。 しかし一族は特殊な立ち位置にいて魔物たちの管理者を名乗っている。 我々読者が見れるという形で小説が綴られる掲示板も、こきゅーとすという子狸一族が管理している不思議な掲示板だ。 ちなみにノロくんというけれど、ほとんど名前は子狸で通される。 そして今回の勇者役である女の子が勇者さん。お嬢とか勇者とか書かれることが多い。名前もちゃんとある。 剣士でありとある事情から鬱屈した部分を抱えているがこの旅で成長をしていくこととなる。 このふたりが(魔物が描いた台本どおりに)旅をするのが本作のストーリーなのだが…… はっきりいってこの二人は問題児である。子狸さんは抜けているってレベルで済ましていいもんじゃないし、たまに野生化するし、魔物たちのシナリオも明記してあるのに無視して破壊していく。なんて? って思い続けながら話が進む。 勇者さんもめちゃくちゃで、子狸さんの影に隠れるだけで割と抜けているし、プライドだけは高くてまともに働きもしなかったり。体力が驚くほどなくて、勇者なのに戦闘ではあまり活躍しないという不可思議さ。 掲示板の魔物たちは個性が強すぎてツッコミすら追いつかずボケ倒している。 当然語り手である魔物も信用はならず手のひら大回転している様子やシラッと大嘘をついているさまにもはや読者がツッコむしかない。 明々後日への思考が飛ぶ子狸! 雰囲気シリアス詐欺の勇者! 阿鼻叫喚し喧嘩してボケ倒す魔物たち! 徐々に掲示板としての形式が崩壊! シナリオもどんどん崩壊! コントと化す物語! なぜ勇者物語を魔物たちは物語としてやらねばならないのか。 信用ならない語り手どもはどの描写が意図的に後々につながるのか。 子狸一族はなぜ魔物たちの管理人をしているのか。 語り手が信用できないのなら読者は一体…… インテリジェンスの問題なのかもしれない そしてこの話が「小説」となったときに、ただのギャグコメディだとして流せない良い読後感が残る。 最初に怯えず踏み出せばそこは深い沼。 さあ飛び込んでしまおう! そして子狸ぃ……と言おう! 最後に一言。 めっじゅ〜

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