レビューを投稿
ジャンル別
サイト別
書籍化
タグ別
一覧
サイト関連
運営している人

@オノログ

無欲の聖女は金にときめく

作品詳細
【「無欲の聖女」の題でヒーロー文庫さまより1~4巻発売】お金が何より大好きな守銭奴少年・レオは、ひょんなことから、訳ありの美少女・レーナと体が入れ替わってしまう。 なんでもレーナは、かつて冤罪で貴族社会を追われた侯爵令嬢の娘で、このままでは貴族の集う学院に召集されてしまうのだが、それが嫌で、魔術を使って逃亡を試みていたらしい。 報奨として提示された金貨につられたレオは、レーナの代わりに学院に行くことを決意する。 学院に顔だけ出してとんずらするつもりだったレオ。しかし、絶世の美貌と独特の価値観を持つレオを周囲は「高潔の少女」と勘違いし、侯爵夫妻や皇女、はては帝国第一皇子までもが興味を持ちはじめ――? 後に、「無欲の聖女」と呼ばれることになるレオノーラ・フォン・ハーケンベルグの物語。 ※完結しました。現在は番外編を不定期連載中です。

入れ替わり物の中でも主人公を応援したくなる度ナンバーワン! 勘違い物の傑作!

5.0
1

孤児院で過ごす守銭奴の主人公が、ある日貴族の落胤として平民として自由に生活していた女の子が、どうしても貴族に見つからないよう体をバッタと入れ替えようとしていたところに遭遇してしまい、間違って自分と女の子が入れ替わってしまいます。

お金につられてしばし入れ替わって生活することに了承するものの、暴言も封印された為その外見から貴族の人たちにはとんでもない勘違いをされてしまう、と言うのが大まかなあらすじです。

12歳の少年である主人公は守銭奴ですが精神的に幼いのもあって女の子になったからと言って特に性差による戸惑いはありませんので、そのあたりのTS要素が苦手な人にもおすすめです。


主人公は孤児たちの面倒見もいいとてもいいやつで、女の子の祖父母たちに優しくされて嬉しくなりつつ自分の物じゃないのにと苦悩したりもしますが、基本的にお馬鹿でお金に目がなく図太いので明るく物語はすすむのですが、その分周りの人たちの勘違いとの落差がひどいです。

勘違い物の醍醐味である他者視点が楽しく、あまりにひどい落差なのですが主人公がいいやつなのは事実なので妙な笑いを誘います。それでいてひどい茶番なのに泣けたりもするのが、作者の力量の高さを実感させられます。


とにかく勘違い物、他者視点との落差が好きな人には絶対にヒットします。主人公自身も中身が下町の少年なのもあり様々な勘違いをしてもうしっちゃかめっちゃのメチャクチャ面白い物語です。

全編笑えて、それでいて要所要所でしっかり泣ける、いい人ばかりでみんな幸せになるほっこり優しい勘違い物、是非一読ください!

かんむりさん

登録日:2021/7/24 08:24

更新日:2021/7/24 08:24

問題を報告する

こちらはかんむりさん が読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

かんむりさんの他のレビュー

転生大聖女の目覚め~瘴気を浄化し続けること二十年、起きたら伝説の大聖女になってました〜

【連載中】死んだと思われ大聖女に任命されていた聖女、目が覚めたら伝説扱い!?

転生した世界で聖女として活躍し、その身を挺して魔王を抑え込んだまま眠りにつき、眠ったまま浄化を続けてなんとか終わって目が覚めたら、そこは20年後の世界で主人公は伝説の大聖女としてまつられていました。まだまだ平和になりきっていない世界で、さらなる平和を目指してこっそり頑張ろうと言うのが大まかなあらすじです。 設定はよくある感じですが、主人公が自然に聖女として頑張って平和を願う女の子なので応援したくなります。魔王よりさらに強い敵がでてきていて、と言う流れでかつての勇者パーティでまた戦ったりする展開は熱いです。 寝ている間に力がパワーアップしていて無意識に大魔法をつかったりとやっちゃいました系でもあるのですが、一応本人が気を付けていたり、かつての友人への思いや危険に対してつい力んでしまった結果なので、不快になるほどではなくむしろ微笑ましいです。 基本的にほんわかのんびり屋で、空き時間があるとだらだらしてしまったりするような、高潔すぎない親近感を感じるところもあり好印象な主人公です。主人公は聖女としてかなりの強さがありつつも一人でなんでもできるわけではなく戦闘のバランスもよく、パーティで連携して戦っていくわくわく感があります。 ずっと待ってくれていた聖騎士の女の子との絆もいいですし、元仲間たちとの距離感もわいわい感が実によく、このまま仲良くやっていってもらいたいです。 2章が終わったところでまだまだ話が続きそうですので、ここから先が楽しみです。連載中なので星四にしておきます。

4.0
0
かんむり

おすすめレビュー

無欲の聖女は金にときめく

入れ替わり物の中でも主人公を応援したくなる度ナンバーワン! 勘違い物の傑作!

孤児院で過ごす守銭奴の主人公が、ある日貴族の落胤として平民として自由に生活していた女の子が、どうしても貴族に見つからないよう体をバッタと入れ替えようとしていたところに遭遇してしまい、間違って自分と女の子が入れ替わってしまいます。 お金につられてしばし入れ替わって生活することに了承するものの、暴言も封印された為その外見から貴族の人たちにはとんでもない勘違いをされてしまう、と言うのが大まかなあらすじです。 12歳の少年である主人公は守銭奴ですが精神的に幼いのもあって女の子になったからと言って特に性差による戸惑いはありませんので、そのあたりのTS要素が苦手な人にもおすすめです。 主人公は孤児たちの面倒見もいいとてもいいやつで、女の子の祖父母たちに優しくされて嬉しくなりつつ自分の物じゃないのにと苦悩したりもしますが、基本的にお馬鹿でお金に目がなく図太いので明るく物語はすすむのですが、その分周りの人たちの勘違いとの落差がひどいです。 勘違い物の醍醐味である他者視点が楽しく、あまりにひどい落差なのですが主人公がいいやつなのは事実なので妙な笑いを誘います。それでいてひどい茶番なのに泣けたりもするのが、作者の力量の高さを実感させられます。 とにかく勘違い物、他者視点との落差が好きな人には絶対にヒットします。主人公自身も中身が下町の少年なのもあり様々な勘違いをしてもうしっちゃかめっちゃのメチャクチャ面白い物語です。 全編笑えて、それでいて要所要所でしっかり泣ける、いい人ばかりでみんな幸せになるほっこり優しい勘違い物、是非一読ください!

たわぶれの森の、銀の髪

異世界への道標のような文章の魔力

劇作家を夢見る少年と、魔女の森に住む〝彼〟のお話。 面白かったです。内容(人物)が個人的な趣味に直撃している、というのもあるのですけれど、それ以上にとても完成度の高いお話でした。 冒頭で鷲掴みにされました。ただの道案内のような文章の、でも引き込まれるみたいな美しい流れ。そこに散りばめられた無数の情報。道順を説明されているはずなのに、伝わってくるのはその世界の有り様。こうしてたっぷりタメを効かせた後での、最後一文の収まりの良さ。 ここでいきなりノックアウトされて、そのまま貪るように最後まで。 読んでいてビリビリ心のセンサーに響いてくる文章。こんなにも読みやすく、また様々な想像をかき立てられる文章はなかなかお目にかかれません。 内容はもう、単純にストライクでした。人物が良いです。彼らの振る舞いや言葉。血が通っている、というか、存在にまったく嘘を感じないところが魅力的です。あともう、単純に、〝銀の髪〟が好きです。キャラクターとして好みど真ん中というか、心の内側からメリメリ何かを揺り起こされるような感覚すら覚えました。大好き。

星灯りと明けない夜

星灯りで旅する旅人たちと、彼らと出会う人たちの物語

太陽と月が砕け、星もなくなった暗闇の世界の話です。 時間によって色が変わる星油ランタン、真っ暗な闇を行く旅人、交換屋、「暗闇」の存在等、この世界を形作っているものがどれも素敵で、不思議で、個人的にときめき成分が盛りだくさんでした。 なかなか出会ったことのない設定だったこともあり、旅する彼らや出会う人たちの話を聞いていると、不思議な感覚に陥りました。 他のお話の名前を出すと失礼かもと思ったのですが……個人的な感覚としては、はじめのエピソードは『星の王子さま』の中で王子が語った彼が旅してきた星の人たちの話を聞いているような。隣に座って聞いているようなそんな感覚でした。 この物語では、エピを通して聞いているような感覚で。 ですが、エピソードが進むにつれ、道連れが増えるにつれ、だんだんそれが、より身近に降りてきて、話を聞いているというよりは、一緒に旅させてもらっているような気持ちに変わってきたり。町が見えると嬉しくなったり。 また話し手が変わって、また違う景色や感情を見せてもらえたり。 様々な感覚を覚えるとても贅沢なお話です。 暗闇の世界の話ですが、描かれる灯りが、やわらかく、とても美しく映りました。

駅から歩いて20分、そこは王国辺境領。

癒し。圧倒的、癒し。

 日本人の少年と、異世界人の少女。互いに別の世界の人間だと気づかぬままに、遊び友達として重ねる交流。  恋愛というにはまだ拙い、保護欲をくすぐられる純粋な好意。甘い男女交際が砂糖菓子ならば、この二人の関係はふわふわとした綿あめ。これが癒し。圧倒的、癒し。  色々と大変な世の中ですから、たまにはのんびり優しい世界に浸ってみるのはいかがでしょうか?

そして十二時の鐘は鳴った

花菱エリの魔術に魅せられたのは作中の“灰被り”? それとも、読者?

この『花菱エリ』シリーズのファンがレビューをしているのですが、まぁスタイリッシュ。まぁ格好いい。まぁクール!!! この三点攻めで、ファンタジーなんてと思ってるあなたもコロリ、花菱エリ氏の魔術に落ちます。 約束します。 花菱エリ氏のストーリーを読んで、後悔は絶対にないということを。 “絵本”に食べられた(この食べられたというか吸い込まれたというか、そこの表現すら作中で読んで感動してほしい)者を救い出す依頼を受けた花菱エリは、同じように“絵本”に食べられて彼の救出を試みる。 果たしてどのように、“絵本”から脱出できるのであろうか──?! 全国津々浦々の花菱エリファンー!!! 魅せられろ!!

本棚

作品へ

ログイン

新規登録

通知

こちらはユーザー用の機能です。

一覧
to_top