少女は仲間に裏切られ、失意と植物モンスターの中で、人間としての命を失う。
だが、当代随一の光の回復魔法の使い手だった彼女は一つの奇跡を起こす。
彼女は一輪の花となる。
意志持つ花は、やがて大きな華となる。
この作品を数多のファンタジーを舞台としたコメディー作品と同じと思って読むと大きな違和感を感じることになるわ。なぜならこの物語、コメディーを支える軽快な会話がほとんないの。
でも、それにもかかわらず物語は軽快さも楽しさも、そして華も失ってはいない。
実に見事な一人称で進められているのよ!
この作風を根幹から支えているのはタイトルね。
そうこれはまさしく日記なの。
実に華のある日記なのよ。
ぜひ貴方にも彼女の私生活を覗き見てほしいわ。
すでに書籍化されている絶品のコメディー作品よ♥
登録:2021/7/24 23:50
更新:2021/7/24 23:50