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眩惑の瞳

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 へらず口の娘さんと、曲者男の美味しいごはんと酒呑み風景がベースのほのぼのライフファンタジー(多分)  冬のある日、とある事情で山の中をさまよっていたところを拾われたイルヴァ。彼女を拾ったのは伸び放題の黒髪に無精髭、一見粗野に見えるノアだが、彼の作るご飯はとても美味しい。どこかが凍りついたようだった彼女の心も少しずつ溶け始めたところに、思わぬ事件が起きて——? +++++++++++  毎回、何らかの美味しいものと、イチャイチャしている二人のお話です。  冬を越えて、第二章の春は、ずっとイチャイチャしているのかと思いきや、厄介ごとに巻き込まれてご飯が疎かになりがち……! * この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。 * 日本では、お酒は二十歳になってから。ご自身の適量をお楽しみください。

美味しいごはん+甘々カップルの鑑賞

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

 恋愛もの…という事で、甘いシーンがたくさん出てきます。甘すぎて口から砂糖を吐くかと思った回もありましたが、美味しい食べ物と、それにちょっとなぞらえたようなエピソードが絡み合う、ファンタジーなお話です。


 食べ物の描写はかなり緻密、ほんのりマメ知識も。美味しい食べ方もさりげなく紹介されているので、飯テロ主力作品といってもいいでしょう。1話に必ずメインの食べ物が出てきますし!

 ただ前述したとおり、甘いシーン満載のため、何故かお腹はすきません。飯テロ作品でありながら、夜向け…というと語弊がありますけども。


 若干重い設定もありますが、その重さは作品の色にはなっておらず、あくまでスパイスと言う感じ。この作者さんの他ファンタジー作品と世界観が通じておりますが、今作では世界設定の深い所までは掘り下げていないので、あくまで食べ物で懐柔されちゃうオコサマ女子が、大の大人を翻弄しまくるお話という感じで読むと良いかもです。

MACKさん

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登録日:2021/7/25 05:36

こちらは MACKさん が読んだ当時の個人の感想です。
詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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MACKさんの他のレビュー
カクヨム ファンタジー 2万文字以下
12月25日、午前零時の領空権
一年のうち、たった一日にその人はやってくる……。 世界中、神出鬼没のあの御仁。 それに付き従うは屈強なトナカイ、そしてワケあり北風小僧! 夢を護るには力が要る。 今年も…子供達の夢とプレゼントを護りきれ! ※少しホラーです。 © 2021 Sukima Sangyo Corporation. All Rights Reserved.Hi

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重い内容を含むのに、そのすべてを吹き飛ばすパワー系

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

 短編ですが、ものすごく色々な要素が詰め込まれています。  少年の過去が哀しく重い…。クリスマス+サンタクロースが幸せモチーフのように描かれるイメージは粉砕されました。  ただ、描かれている重い内容も、一緒に粉砕されるという。読後感がよく、とても痛快です。  とにかく、空中で繰り広げられる熱いバトルに刮目せよ!という内容でもあります。

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MACK

カクヨム ファンタジー 10万文字以上
奴隷屋の日常
 これは、一人の青年が一人の従者と共に、ただ奴隷屋を営むだけの物語だった。  その奴隷屋は、商品である奴隷に清潔な空間を与えていた。きちんとした食事や風呂の提供。温かいベッド。趣味の許可。地下での閉鎖的な管理という点を除けば、世間では蔑まれるのが常識な存在に対し、なんとも寛容であった。  しかし青年にとって、奴隷はどこまでも〝商品〟でしかなかった。  過ごしやすい環境は、あくまでも品質を維持するため。奴隷とはいえ、汚くて健康に害のありそうなモノを欲しがるだろうかと疑問を抱いたから。  お客に購入してもらうために、常に商品を良い状態で保つのはお店として当然だ。その当然を、この奴隷屋でも実践しているに過ぎない。  なのでもし、商品が売れないと見切りをつけた場合は……。  青年の名前はシリウス。従者の名前はライファット。  彼らの毎日に、特別人に話せるような驚きや興奮はない。それは日々を過ごす上で、多くのことを望まないがゆえの平穏で、これからもずっとそのつもりだった。  これは、そんな物語だった。  ―――――  ※ 一話完結形式です。  ※ 物語の時系列はバラバラです。

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善や悪というカテゴリを持たない主人公の物語

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

 作品タイトルからわかる通り、主人公は奴隷屋。奴隷を売買するという商売をしている青年シリウス。その相棒ともいえるライファットと共に過ごす日常や、過去の出来事のエピソードが綴られた物語です。  奴隷の売買をする奴なんて、ろくでもないのではと思いきや、彼は善人でも悪人でもないです。  奴隷の生活環境を良くしてこそ商品としての価値は高まり、客ともwinwinという理念で、奴隷を商品として丁寧に扱うし、銃や剣に名前を付けて大切にする。物と人に対するベクトルが同じなのかな?という部分も。  「身内」と呼べる相手以外に対しては、物であっても人であっても、大事にすべきものは大事にするし、いらなくなったら捨てるというクールでドライとも言える部分もあり、こういう性格の主人公であることが、とにかく他に類を見ない気がします。  だからといってどっちつかずという訳でもなく、中庸というわけでもない。掴みどころがあるような、ないような。でも裏表がない、なんとも気持ちの良いキャラクターといった感じで。このシリウスという男を知るためだけでも、読む価値あり。  ライファットとのバディ感あるやり取りも小気味よいです。  日常といっても、事件が皆無なわけではなく、ほんわかするものから手に汗握るような色々なエピソードがあり、その物語ごとにキャラと世界観が深まっていき、気付けば最新話を心待ちにしてしまうという作品です。

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MACK

カクヨム ミステリー 10万文字以下
乱歩のまなざし
卒業論文のテーマ決めが迫ってきた文学部国文学専攻の「私」は、「実験台になってくれませんか? 時給一万二千円」という破格のアルバイトに応募したことで心理学部の名木橋と知り合う。オレサマでワガママな名木橋に翻弄されながらも、「私」は自分が幼い頃からミステリーに慣れ親しんできたこと、中でも江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズに親しんできたことを自覚する。すると名木橋が、「乱歩をテーマに卒業研究をすればいいじゃないか」と言ってきて……?  ※ 当サイトに載せられている文章の著作権は全て飯田太朗に属します。

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乱歩を読んでなくても大丈夫

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

 タイトルにもあったので、乱歩作品を読んでいないとわからないかもという不安がありましたが、未読でも全く問題なし!という事を、まず。  もしそれを気にして読んでいない方がいらっしゃったら、ご安心下さい。私は少年探偵団のシリーズしか読んでないけど、大丈夫でした。  「私」視点の、「私」の物語。  女子大生の、リアリティある心情と、学生生活、人間関係。  ジャンルはミステリーになっているけど、人間ドラマに感じられました。「私」のドラマ。    文学の話かと思いきや、心理学についての内容が濃密で、読み終えると色々な知見が得られている点も一読をお勧めできる部分ですが、これら一見、難しそうで尻込みしてしまう要素に見えて、それが面白さに転換されているという。  作者の文体、構成、表現が秀逸。馴染のない理論や用語がわかる、すらすらと。  最初は軽く読もうと思って、まず各話の最初の二行、最後の二行だけを見たのですが、その間が読みたくて仕方なくなりまして。  全部読みたい。    この引力をどう表現したらいいのか。  難しそうで、自分に合わないかも?と思われるなら、まず私と同様に最初と最後の二行を読んでみて欲しいです。間違いなく、全文読みたくなります。 「私」のキャラも、准教授の名木橋のキャラも、とても印象と記憶に残る人物像で、各話でいろいろと、心揺さぶられます。最初に人間ドラマと書きましたが、強いてミステリー感を感じたのは名木橋という人物ですね。カッコイイけど、存在が何気に謎めいているというか……。  熱く感想を語れる要素が多いので、この作品レビューを書く人は、自然と長文になる点でも、色々とお察しください。

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MACK

おすすめレビュー

胸締め付けられるおとぎの恋

どんなちいさな命も尊び、愛することのできる少女・イリスと、ひょんなことから彼女と手紙のやり取りをすることになった騎士・フェリクスの物語です。 イリスは心優しく聡明で、茶会のみんなが嫌がるシャクトリムシだってへっちゃら。どころかそっと逃してやるのです。 物語の構成の隙のなさ、情景が浮かぶようなうつくしい文章、イリス視点のどこまでも優しい世界への眼差し、フェリクスの愛情深さ。その全てが水のように溶け合い、ふくらみ、まるでお伽話を読んでいるような心地になります。 どうして彼らが惹かれ合うのかを、不用意に愛や恋といった単語を用いず、嵐のような愛憎を挟むこともせず、おだやかな海のような物語全体で説得力を持たせている手腕は、実に見事です。 それでいて、間違いなくこのお話はふたりの「恋物語」なのです。せつなくなるほど。 きっと物語の結末にたどり着いたとき、登場人物たちとの別れが寂しくなるし、彼らみんなの幸せを願うほど、いとおしくなると思います。 フェリクスの過去は本作ではあまり書かれませんが、番外編もありますので、気になった方はどうぞ。

書簡

「悪」の泥土の底にこそ咲く、純粋と愛

舞台は女神信仰の根強い、とある国。主人公は高慢だと人々から陰口を叩かれる妾腹の生まれの王女・カルディア。 彼女は自分に自信がなく、とがった言葉で己を鎧い、婚約者に冷たく当たります。そのくせ、哀しくなるほど、誰より「純粋」なのです。 ここには神も、宗教も、階級も、魔術も、異能もあります。 富める者は豊かで狂乱の暮らしを謳歌し、貧しい者は薬にしがみつき、スラム街で明日もないように生きています。 そんな重厚な世界観で繰り広げられる、数々の悪辣で魅力的な男性陣とカルディアによる掛け合いは必見です。 カルディアの婚約者である優美な貴族・ギスランのほかに、幼馴染軍人・リスト、痺れるような甘い感情をカルディアに教えた貧民・ハル、この世で最も美しい半分血の繋がった兄・サガル、危険な香りのする商人・蘭王、元婚約者の辺境伯・ノア、カルディアの初恋の人・トヴァイス…。人間以外にも(!?)、まだまだ素敵な男性キャラクターが登場しますので、ぜひお気に入りを見つけてください。 本作は主人公・カルディア姫の目を通し、読者に問いかけてきます。 私たちがこれまでの人生で培ってきた「善」は、本当に「善」なのか。 「悪」は本当に「悪」でしかないのか。 「正しさ」とは結局のところ、その人間の独善的なものさしに過ぎず、たやすく揺らぐものです。 「正しさ」という、時代によってうつろう価値観が崩壊したときこそ、この物語の真の始まりとなります。 ある事情から表舞台から遠ざけられ、ひっそりと生きてきたカルディアは、学園でハルと出会ったことから徐々に変わり始めます。 本当にカルディアは人々に噂される通りの「狂人」なのか、ギスランをこき使う「高慢」な女でしかないのか。 たとえ冒頭のカルディアの描写に面食らっても、一人の人間の内面に飛び込んでいくつもりで読み進めていってください。きっと後悔することはないはずです。 男性陣との掛け合いもさることながら、この物語の一番の肝は、彼女の成長譚にこそあるのです。 ※ムーンライトノベルズさんにて現在も連載中です(2021.7月現在)

どうやら私はバッドエンドに辿りつくようです。

非常にトリッキーでテクニカルな作品

読みやすくてしっかりとした文章で綴られている、とてもトリッキーな内容の作品ね。 総合ランキング上位になんかによく顔をだす、わかりやすい作品を読みなれちゃってる人には、はっきり言っておすすめできないわ。 おそらく状況を把握できないまま、登場人物の言葉に振り回されページを閉じてしまうのじゃないかしら。 だけどミステリーファン、特に文庫畑を長く耕している読者には、これほどお薦めできる作品はめったにお会いできないわね~。 それほどに見事な展開を見せる物語であり、『京谷要』の狂言回しぶりは見事だったわ。 深く考えれば考える程ど、ツボにはまっていくのだけれど、考えずにはいられない興味深いストーリーも楽しいの。 ただし本当にかなりトリッキーで複雑に見えるところがあるので、WEB小説を中心とする読者よりも、文庫を中心とする読者にお薦めしたい秀作よん♥

偽称の虚言者 ー嘘を吐《は》く正直者ー

ここにしか生まれ得ぬ物語

駆け出しの死霊術士であるミチカが蘇らせたのは、正しく「災厄」だった。 きわめて残酷で、悪辣。子どものように無邪気でいながら、本質は万年氷よりなお冷ややか。 愛知らぬ彼の名は、リパー・エンド。 死して数百年経過しようと人々から恐れられる、伝説の殺人鬼である。 彼を蘇らせたことで、ミチカのみならず、多くの人生が狂い出します。 リパー・エンドは一言でいうと「人でなし」。 殺人をこよなく愛し、どうにかリパー・エンドを死霊解放しようと奮闘するミチカの努力を鼻で笑い、その努力が実らず終わったときの絶望を愉しみに待つような男です。 『史実ではこんな風に語られるが、実は……』といったようなことは一切ありません。頭の先からつま先に至るまで、彼は最凶最悪の殺人鬼であり、彼の罪は彼だけのものです。 少し歩けば息をするように血の海を生むリパー・エンドは、当然のように恨みも多く買っています。 こんな非日常の証明のような男を前に、ミチカは振り回されながら、どうにか彼を打ち倒さんと旅に出ることになるのです。 けれど……。 平気で人を殺せるリパー・エンドと、真っ当な感覚を持つ少女・ミチカ。 ふたりの育む関係性は、ただのバディとは少し違います。 蘇らせた人間と、蘇った死者。 平凡な学生と、歴史に名を残す人殺し。 本来交わるはずのないふたりの道が、運命のいたずらで交差するのが本作です。 分かり合えないし交わらない。迎合しない。けれど彼らの間にしかない絆が確かにあり、つながりがあり、ここにしか生まれ得ない感情があります。 果たして、恋とは甘やかな感傷のみを呼ぶのでしょうか。 それに当てはめると、因果で結ばれた彼らの関係は恋ではないでしょう。 けれど、個人的には恋愛ジャンルで最も記憶に残っている作品は何かと聞かれたら、この作品を迷わず挙げます。 物語と読者が一期一会であるように、物語の登場人物と読者だって一期一会です。彼らの関係性も。 設定の秀逸さ、文章の読みやすさ、物語としての面白さは言うまでもありませんが、「契約」「互いに命を狙うもの同士」「他にない独自性」「キャラクターの成長譚」「名前のつけられない感情」これらのうちで一つでもピンときたら、ぜひ読んでみてください。 ここにしかない出会いが、きっとあなたを待っています。

死霊術士の殺人鬼

偏屈爺さんの所に少女がやって来る話

知恵ある猫達に世話されながら引きこもり生活をしてる魔術師の爺さんとその養女となった女の子の話です。 良くも悪くも探求者気質の爺さんは才能ある養女を育て上げる事を自らの集大成と考え彼女に教育を施していきます。 かなり日常系としてのこだわりがある作品で世界の危機だろうが老人と少女に関係なければサラッと地の文で説明するだけという徹底ぶりにちょっと笑いました。 しかし新キャラ登場は大体、危機関連なのでなんとなく把握する事ができてすんなり読めましたね。 あ、爺さんは作中で死んだりは無いです。 私も読んでて少し心配でしたが大丈夫です。 偏屈爺さんに可愛い女の子、そして愛らしい猫達と魅力的なキャラが多い作品ですのでぜひ読んでみてください。

魔術の探求者 キャロラディッシュ公爵

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