作者の筆力にジェラシーと憧れを覚えた。軽妙な語り口から、人の幸福、尊厳、自由意志などのテーマが流されてくる。脳の支配、公然的な殺人ショー、それが娯楽とされる社会。煉獄に囚われる主人公。起きてるのか寝てるのか、意識的なのか無意識か。主人公、シャルルの行く末は……
あと、作品内で引用されたヴィクトール・E・フランクル「夜と霧」。個人的にすきな本でして、まさかの偶然という喜びを噛み締めてます。
あとあと、作者さんは絶対FC好きでしょう? わかります、わかりますよ……ええ……
登録:2021/7/27 10:23
更新:2021/7/27 10:23