百合小説ということですが、百合というよりガールズラブ。フワフワではなくしっかり恋愛描写があった。
運命の王子が全員同性だったことにも理由があり、同性の王子全員が無暗に主人公を好いているわけでもない。ここからゆっくり関係が進展していくのかな、と思う。ただそれが読んでいて飽きない面白さになっている。
恋愛視点も同性でないと生まれない関係性があり、そこが百合というよりガールズラブが主題の恋愛小説だなと思った。
また世界観が独特で、上手く言えないけれどそこはコメディなカンジだった。中世をモチーフにしてるのかな?と思ったら全然違った。その世界観がそのまま、各キャラクターの個性になっていると感じた。
内容はディープですが、気軽に読めます。
本格恋愛だけれど尊いがあって、先が楽しみな作品です!
登録:2021/7/10 08:29
更新:2021/7/23 17:15