死と生をテーマにした濃厚なストーリー。
戦記と書いてるが、どちらかと言うと群青劇。
味方も敵も、誇りや目的を持ち、そのため先に行動し、自分なりに抗い、最後の最後にそれをかけて争う。そんな、芯のあるキャラクターが読みたい人にはおすすめ。
キャラクターは多いが、似てる人はいないため、間違えることはないし、クライマックスでも、全員にスポットライトを一回はあてて、彼らの物語の結末を見せてくれる。そのため、物語は丁寧で綺麗にまとめてる感じがある。
残念ながら、文体は読みやすいが、これといって特殊なものを感じさせないにで、文学小説を読みたい人にはお勧めできません。
本編は終わってるが、続編が更新されてない。しかし、ほぼ別の作品なので、あまり影響はない。
登録:2021/7/29 16:07
更新:2021/7/29 16:07