「世界を一つの物語とするなら、俺はその主役として生きたい」
「世界を一つの物語とするなら、私はその脇役として生きたい」
《主役理論》を掲げる主人公・我喜屋未那と、その正反対の《脇役哲学》を掲げる少女・友利叶。
主役理論。それは運に頼らず、楽しい青春を謳歌するために積極的に行動する。
脇役哲学。他人に振り回されない生活を送るために、余計なことをしない。
どちらも理想の青春を送るために導き出した行動方針だが、二人の結論は正反対だった。
そして生き生きとした日常の先に迎えることになる。
「少しずつ変化していく日常は、
いつか望んだ奇跡だったから、
そのせいで、失ってしまったものの大切さに、
最後まで、気づくことができなかった。」
作者で察する方もいると思いますが、読んでいてどんどん胃が痛くなってくる作品です。
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登録:2021/8/2 02:35
更新:2022/3/31 10:48