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@オノログ

ゾンビもので屈指の名作

5.0
1

2016年に完結した話が、今に至るまで読まれ続けているという所でまずすごいんですが、ゾンビものの中でも屈指の名作です。


軽めでコメディ寄りな語り口、軽快な文章からストレス無く読めるのに、しかしその実内容はかなりハード。

展開自体に波がスゴイかというとそんなことはなく、どちらかというと淡々としている感じで、ある意味なろうの主人公最強モノのような安定感がある。しかし、内容が重いっ!

いわゆる異世界系の主人公最強モノでも抱える葛藤などで魅せる展開があると思うが、これはゾンビパニックモノ、現代ものであるからその内心の展開が凄まじい。


世界の破滅に備えるプレッパーズである主人公が、崩壊後の世界で何とか頑張ってくってストーリー展開です。築き上げた要塞(自宅)には幼馴染の女の子と初恋の相手と初恋された相手と……ある意味ハーレム的ではあるんでしょう。ハーレムじゃないけれど……恋愛要素はしっかりありますが、あくまでおまけ程度に考えておいた方が◎


軽いノリでハードな展開を読みたいっていう(ハーゲンダッツァーのように)贅沢な方に特にオススメしたい作品。設定もしっかりしていて面白く、ゾンビパニックモノが好きな方にも楽しめると思います。


ゾンビ映画のようなワー!キャー!的なところから頑張って……っていうのとは若干趣が違うが、「ゾンビもの」の固定観念(もしあればだが)から少し離れて読んでみてほしいですね。






色々とスッと納得できないところが多いけれど、だからこそ主人公の考えを理解して共感する……というのが大事なような気もします。感情移入するには好みによって分かれるんでしょうか、少なくとも私は結果的に感情移入できました。

ぜひとも彼の気持ちを考えながら読んでほしい……と思います。

(ノクタのような展開を期待されてるなら微妙かも?)



『欲しいものリスト:

 未読の方がいたら是非とも読んでほしい。

呑んだくれのよみせん

登録:2021/8/5 15:57

更新:2021/8/5 15:57

こちらは呑んだくれのよみせんさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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