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カクヨムファンタジー10万文字以上

Somewhere, Nowhere 〜ここではないどこかへ〜

つるよしのさんのレビュー

運命なんて、超えていけ。

5.0
1

かつて人間と精霊との大戦によって荒れ果てた世界。

その世界を護るための「呪い」がいま、巡り巡って愛する人を死にいたらしめる…

壮大な世界観も魅力ですが、何より染み入るのは

誰かを愛することに対する、登場人物たちの矛盾と執着と焦燥。

軽妙な台詞回しからも、各人の想いがにじみ出て、読んでいて

その奥深さは時に、心が苦しくなるほどでした。

これは只のファンタジーではなく、人が交わす究極の情愛の物語。

深く誰かを愛したことがある人には、刺さること請け合いです。

登録日:2021/7/10 11:03

更新日:2021/7/23 17:15

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こちらはつるよしのさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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カクヨムファンタジー

天使が微睡む異世界で

異世界に召喚された主人公の、死のループを抜けた先にある未来とは?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:ハイファンタジー ある日突然、異世界召喚された主人公。召喚者、召喚目的共に不明。異世界の街にポンッと捨てられたような状態だった。そんな彼が奴隷商である少女を引き取ったことをターニングポイントに、死のループに巻き込まれていく。そう、彼のチートスキルは『時間遡行』だったのである。知恵を働かせ、予測を立て、戦略を立てた上で協力者を導き出し、この死のループに立ち向かう主人公。果たしてその結末とは……? 【物語の始まりは】 廃城での少女による、意味深な言葉から始まっていく。本編に入ると主人公である少年の視点へと変わる。全く知らない場所で、呆然と立ち尽くす彼。一体彼の身に何が起きたというのだろうか? 【舞台や世界観、方向性】 ・主人公が飛ばされた場所は、奴隷制度がある世界。 ・明晰夢とは? 自分が夢を見ているのだと認識したり、コントロールできる状態を指す(web調べ) ・時間遡行とは? タイムトラベルのこと。 ・カタルシスとは? 心理学における、浄化および、排他のこと。(詳しくは辞書でどうぞ) ・主人公の能力は『時間遡行』のみ。身体能力は現実世界のまま。つまり頭脳、戦略で危機を乗り越えなければならない。シナリオ系のアドベンチャーゲームをしている感覚を味わうことができる。 【主人公と登場人物について】 主人公は現代より異世界に召喚された少年。 異世界に移る方法は大きく分けて三つだと思う。転生、転移、召喚である。彼が”異世界召喚”されたのではないか? と推測に至るまで少し間がある。というのも、”召喚”に良く見られる”召喚者”の姿が見受けられなかっためではないだろうか? その為、初めは明晰夢だと判断している。 それが”異世界召喚”されたのではないかと推測に至っても、それは限りなく正解に近い推測に留まっているのはやはり、決定打となる”召喚者”に遭遇してないからではないかと想像する。 この物語にはよく出てくる数人の少女がいるが、彼女たちの中には奴隷もいる。しかし主人公は現代社会からやってきた為、その風習(制度)に馴染むことはできない。良識的な人物。しかし、彼女たちにとっては当たり前の日常と化しているのか、主人公を変わった人と評価している印象。 【物語について】 部屋で寝ていたはずの主人公は、目が覚めたら全く別世界にいた。みたこともない街に途方に暮れるも、冷静な分析の結果どうやら”異世界召喚”されたのではないか? という結果に辿り着く。そして現在の状況を確認するも、ルームウエアのような恰好と所持品は圏外になっているスマホのみ。靴さえ履いていなかった。絶望的な彼に声をかけてくれたのはエルフの少女。彼は彼女人探しに、何とか同行することに成功する。 その後、奴隷商で廃棄されようとしていた兎耳の少女と出逢う。エルフの探し人は見つからなかったものの、途中で別れ宿で一夜を過ごし、最初の一日が終わるはずだった。しかし主人公たちは、寝込みを襲われ殺されしまう。ここで終わりかと思いきや次に目が覚めた時、数時間前に戻っていたのだ。自分を召喚したした人物が誰なのか分からず、召喚された理由もわからないまま、主人公は自分の行動で前回との変化が起きていることに気づく。これで死を回避できるかと思いきや、またもや殺されてしまうのであった。だが、またもや時間が戻っていた。自分のチート能力が”時間遡行”だと把握する主人公。彼はこの先どう行動していくのだろうか? 【良い点(箇条書き)】 ・ルートが変わるたびに少しづつ謎が解けていく。 ・主人公以外の視点からも物語が紡がれているので、深みを感じる。 ・それぞれの境遇が違い、複雑に絡み合っているのが面白い。 ・単にルートが変わると主人公の運命が変わるというわけではなく、互いが干渉し合い物語に変化をきたすというのが面白い。 ・頭脳戦。どうしたら攻略できるのか? 主人公が手探りではあるが、道を探そうと色々と思考している部分に面白味がある。 ・ただ生き残るのではなく主人公は、ある者を守ることも目的としている。 【備考(補足)】13話まで拝読 【見どころ】 この物語はざっくりと説明すると、”無事に生き残る”ルートを探すというものである。それは”死”のループから抜け出すということ。しかし、そう簡単に抜け出せるわけではない。そして死に方も生半可なものではなく、トラウマレベルのものである。主人公が必死になるのが頷ける物語。 物語は、主人公が異世界に召喚されたことから始まっていく。ただ、命を狙われているのは主人公ではない。巻き込まれて惨殺されるのだ。召喚された目的、召喚者は読了部分では不明ではあるが、ある人物と遭遇し共に行動することがターニングポイント。死が訪れると、数時間前まで時間が戻り、ループする。ここで面白いのは、経験したことにより相手への反応が変わること。自分のその時の選択により、変化が訪れること。ただし、変わらない部分も存在する。返答にとっては、相手の意外な部分を知ることもでき、思わず笑ってしまうエピソードも存在する。 そしてこの物語は、最初の死のループから抜け出せたといってもそこで終わりではない。正しいルートを自らの手で導き出し、先へ進まなければならないのだ。 あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?  どんなラストが待ち受けているのか、その目で是非確かめて見てくださいね。 お奨めです。

カクヨムファンタジー

君の姿と、この掌の刃

刃の切り裂くものは? SF? 戦記? ハイファンタジー? 

「カムイ」と呼ばれる特殊なエネルギーのある世界。 元特殊部隊でカムイを使って切り裂く能力に特化した少年が青年になり、カムイが軍事利用されることを知って過酷な運命に飛び込んでいき……? という物語。 本作の特徴はやはり戦闘描写。 戦闘場面特有のリズムがあるわけでもなければ、何か特殊な表現技法があるわけでもない。ただ淡々とした調子で戦場を語るだけ。でもそれが、妙なリアリティを持って迫ってくる。 Web小説、ラノベ、一般文芸、どこにも媚びない我が道を行く作品。 たくましさ、生々しさ、血と煙。 どれをとっても、やはり一級品。 「むせる」世界観を味わってみてはいかが?

カクヨムファンタジー

常夢の世に変怪が舞う

中国民話風な怪奇物語がすごくよかった!

物語の語りが素敵でした。 中国の怪奇話の雰囲気がすごく出ています。 妖怪についての解釈がかなり好みで、実際に民話として存在してそう。 セリフや語りの書き方がとても中国の民話、怪奇話風で本当に創作?と思ったくらいです。 世界観に浸れて読めてよかったです。 あと「常夢」という造語(だと思いますが?)もセンスがいいなぁと思いました。 文章がお上手で、きっと作品をいろいろ読まれているのだなぁと感じました。 どういう経緯で書かれたのか、どうやって発想したのか裏話も聞きいてみたい作品でした。 (まだ拝読途中なので読み終えたらレビューも加筆していきたいと思います) 拙いレビューでごめんなさい(汗)

カクヨムファンタジー

ハピエン厨の異世界転生者~テンプレチートで全世界をハピエン!~

全世界同時極楽往生RTA

 いかにもなゲーム調ファンタジーの世界に、いかにもな手段で異世界転生した人が、いかにもな感じでメキメキ実力を身につけていく、のだけれど……? というお話。  異世界ファンタジー、ではあるのですけど、でもそれ以上にというかなんというか、実はショートショートのような構造をした作品であるように思います。ある程度予定調和のようなものを前提とした形で始まり、きれいに捻って落とすところに面白味がある物語。つまりは上記の「のだけれど……?」の部分が肝で、ここにどれだけの意外性や諧謔味を持たせられるかがそのまま物語の面白みに直結していると思うのですけれど、まあ見事にやられました。まさかの。いや本当に凄まじいのがきました。  というわけでこの先はどうあがいてもネタバレになりますのでご容赦ください。  実はこれ見た目よりはるかに深いお話というか、まったく異なる二種類の教養を必要とする作品であるように思います。ひとつは『物語のテンプレートとしての異世界転生もの』の知識。そしてもうひとつはおそらく仏教の知識です。実はその、自分はこのどちらも中途半端にしか知らなかったりするので、作者がこの物語に仕掛けた面白味をどこまで受け取れているか、ちょっと自信がない部分もあるのですけれど(すみません)。とりあえずそれでも最低限、物語がとんでもない捻りを見せたのはわかりました。前編のラスト、突然の「世界を滅ぼす」宣言。  まだこの時点だと急に悪堕ちしたようにも見えるのですが、さにあらず。幕間を読み終えると理解できるのですけれど、どうやら最初からそのつもりだったらしいということ。ここの機序というか動機というか、彼の考え方を形作るきっかけみたいなのが面白いです。  たぶんこの救済というのは弥勒菩薩(あるいはそれをモデルにした何か。神だし)のことだと思うのですが、まさかタイトルの「ハピエン」がそこにつながっていくの!? という衝撃。なるほどいくらハッピーエンドが約束されていると言っても、それが六十億年後じゃ遅すぎるわけで、結果生まれたのが〝ハピエン厨〟であるところのこの主人公。死を救済としているのはもうこの際仕方ないとして、六十億年というのがしっかり効いたか、こだわりがその達成スピードにあるところ。おかげで彼が転生するたびに繰り返される、世界滅亡RTA。なんてこった。これ実質魔王よりよっぽどヤバいブツがあちこちの世界をハシゴしまくっているのでは? お願い弥勒パイセン早く来て!  強烈でした。特に結び付近、彼のめっちゃ満足げな様子とかもう大変なことになっています。この落差と、そこに漂う皮肉な感じ。ブラックな結末が綺麗にショートショートしているというか、鋭く効いているお話でした。いつか彼に転生から解脱できる日の訪れんことを。

カクヨムファンタジー

約束のあやかし堂 ~夏時雨の誓い~

彼女はこの旅の終わりに、何を得るのだろうか

【物語は】 ある者が、声が聞こえ思案に耽るところから始まる。それは幻聴なのか、それとも現実なのか。その相手を待つある者に、イヤな予感が過る。これは、始まりの章。全ての始まりであり、経緯がここに記されている。 本編が始まると、少し雰囲気が変わり、主人公の視点となる。まずここで凄いと思うのは、時代らしさを産むという拘り。ページが変わっただけで、時代が変わったのだなと感じ、自然に切り替わる。しかも、読みやすい。主人公がここにいる目的や、どれほど何に興味が惹かれているのか。一般的な感覚と自分の感覚との違い。それにより、拘りなども表現されていく。彼女は宿にて土地の情報を得るのだが、その中で一番興味を惹かれたものが意外なものであった。 【登場人物の魅力】 冒頭に出てくる人物については、後程さらに語られるのではなかと感じた。この物語はモノローグで語られていくが、とても分かりやすく滑らかな文体と作風が特徴だと言える。今回のお遍路についてどれほど楽しみにしていたのか、心情によって伝わってくる。他にも、彼女のアクティブさからは、スピード感を得られる。それは、何を考え何を思い、どういう行動に出るのか。何に興味関心を持つのか、その理由はなんなのかなどが丁寧に描かれており、読者を納得させつつ、展開されていく。その為、彼女がどんな人物でなのか、明確な言葉として書かれていなくても、分かりやすいのである。 彼女は、好きなものに対しての姿勢も大切にしている。だからこそ、在り方について、自分なりの考えを述べることが出来るし、好きなものを大切に出来る。そして、明確な意思を持って行動できるのではないかと思う。 【物語の魅力】 この物語に出てくる登場人物たちは、それぞれ特徴があり、自分の意志で生きていることがわかる。現代でなら認められたかもしれない多様性。しかし、昔はマイノリティの存在自体が認められていなかった。それでも信念を貫き通した人物がいる。信念を貫き通したその先に、理不尽さしかなくても。 主人公の旅は一人旅である。女子大生というと複数で旅をするイメージもあるが、段々と集団ではなくお一人様というものも増えてきた。一人旅が出来るという事は、困った時に気軽に人に聞くことが出来ないと難しい。確かに便利な世の中になり、スマホ一つでなんでも検索することは出来る。しかし、それは旅の醍醐味からは外れてしまうのではないだろうか。一期一会も、旅の楽しみの一つ。主人公も実際、たまたま同じ目的だった人物たちと話をしている。神社仏閣巡りが趣味とあるので、普段から旅慣れているのかも知れない。そう感じるほどに、リアリティが持たされた作品である。 【この物語の見どころ】 まずこの物語には、らしさを出すための拘りを感じる。例えば、その時代らしさ、その土地らしさといったような。 次に、人々が生きている。変なことを言ってるように感じるかもしれないが、生きて”そこ”にいることが感じられるのだ。それほど、描写や話の流れがとても滑らかである。モノローグの中で、主人公は感想や考えを述べていく。なので、何を考えてからこの行動へ移るのかが分かりやすい。ドラマを観ているような気持ちになるのだ。とても巧い作品であると感じた。この後。主人公はいよいよターニングポイントとなる地へ赴くのだろうと想像する。 是非あなたもお手に取られてみませんか? 約束を果たそうとするあやかしと神社仏閣巡りが趣味の女子大生は、一体どんな風に関わっていくのだろうか?彼女はこの旅の終わりに何を手にするのだろうか?お奨めです。

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