主人公が戦った所では勝つけど、全体としては劣勢で負けているのが好きな自分には最高の小説でした。
主人公の強さも一般兵よりははるかに強いが、圧倒的物量には勝てないというバランスも好きです。
話としては反乱が起こった王国で、王国軍として反乱軍と戦います。
国王は政治に関心を示さず宰相が国政を牛耳り、政治が腐敗している側で戦うのは新鮮でよかったです。
主人公の行動原理も『美味しいものをお腹いっぱい食べる』『反乱軍は殺す』とシンプルで分かりやすく一貫しているのが好きです。
37話で完結しているので戦記ものや末期戦ものが好きな人は是非読んでみて下さい。
登録:2021/7/10 12:52
更新:2021/7/23 17:15