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弾ける汗、血飛沫、爆発……めちゃくちゃ重厚バトル!最凶ショタ探索者による躍進!

5.0
1

この主人公のメインウエポンは、槌と爆破だ。めっちゃマニアックだ。

そうこれは、ある種マニアックな『こだわり』と『ロマン』が詰まった小説なのである。

主人公のランタンは、その名を轟かせる『単独探索者』だ。

小さな体躯、たしかな実力、炎を宿す冷徹な瞳、端々に見受けられる教養……。

読者はそうそうに気付くだろう。地下に広がる異世界ダンジョンに潜るこの主人公こそが、『日本からやってきた』いわゆる転移者なのでは?と。

しかし、彼には記憶がない。彼には故郷と呼べるものがないのだ。それを求めて、迷宮探索へ行く。

このお話は、孤独な彼が、一人の半巨人の少女を拾うところから始まる。

弟子を経て、仲間となり、のちに恋人となる彼女との出会いが、英雄ランタンの本当の物語のはじまりだ。

匂い立つほど重厚で確かな描写は、とくに、ほぼ毎回あるバトルでの臨場感が必見なのだが、日常回も素晴らしい。

素晴らしいので、とくに『ラノベじゃないファンタジー』に一言ある方は、いちど読んでみてほしい。

余談。この物語、のちのちハーレムになるのだが、筆者はもともとハーレム展開が苦手である。しかし『カボチャ頭のランタン』は読める。なぜならば、ランタンはそれほどに魔性の少年だからだ。

再びの書籍化を切に願う。

小吉

登録:2021/8/15 04:08

更新:2021/8/15 17:23

こちらは小吉さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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星よきいてくれ

『ああ、こんなファンタジー読みたかった!』

この作品の感想文で、散見される言葉である。 ※ 根っこに独自の神話体型があるファンタジーは数多くあるが、この小説は一歩踏み込み、『地面は物理的に平らである』としている。地球平面説が採用されているのだ。 さらには、『大地と海はひとつではなく』『22に分割され』『縦に並んでいる』という。ややこしいが、この世界観を一枚の絵図として考えてみたとき、豊かな『ロマン』が詰まった世界観であると気付くだろう。 そんな世界を旅行するため、特別な乗り物が発展している。それを『飛鯨船』という……。ここも『ロマン』ポイントだ。 最初の舞台は、そんな世界の最下層。『黄昏の国』と呼ばれ、『星が見えない国』かつて 『アトランティス』と呼ばれた大地……ここも『ロマンポイント』である。 そんな国の王族にもまた、ロマンたっぷりなお話がある。 王家で継承権を持つものには、生まれたときから『語り部』なる『魔人』がひとりにつき一体つく。この魔人とはアラビアンナイトの『ランプの魔人』と同じようなニュアンスで、主人に忠実に仕え、そして特別な絆があることも語られるのだ。はい、ロマンポイント。 このように、こころ躍る設定の数々を下地にして、物語は、主従愛、友情、家族愛、ボーイミーツガール、勇気と希望といった王道テーマを、着実に絡めて描いていく。 少年少女が使命をもって冒険に挑むという点で、『ナルニア国物語』や『指輪物語』が、類似するだろうか。こうした『レトロ』なテイストのファンタジーをお求めの方が、この物語を見つけてくれることを願う。 『ああ、こんなファンタジー読みたかった!』誰より筆者がそう思ってほしくて書いたので。

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小吉