この作品は奴隷に売り出されているある少年を買うところから始まります。西アジアのような世界観で行われる奴隷商売だと想像がつくと思いますが本作のユニークな点は少年の体が宝石でできた少年ということ。少年を救うために買ったクゥーカラットとルルと名付けられた少年との交流が第1部の主な内容です。
辛い時に読むと素直な心のルルに癒されますし、ルルに対して実の子供のように接するクゥーカラットとの交流、それに合わせて各部で起きる温かい人々達との交流は胸にくるものがあります。
宝石少年とは何か? 旅の目的は? それらもしっかりとあるので読み応えもある作品と言えます。オススメです。
登録:2021/7/9 21:56
更新:2021/7/23 17:15