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ずっと問いかけられる”Why done it ?”

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 「見せたいものがある」。そう連絡して来た親友の突然の自殺未遂。何でも話せる友だちだと思っていたのに、何故だか自分は蚊帳の外。彼女に自分の知らない顔があった事を知るなど、不安に満ちた空気感の中で物語は動き出します。


 学園探偵もの、という雰囲気でしょうか。しかし本来の探偵は自殺未遂をした親友であって主人公ではなく、主人公は見よう見まねで謎ときを開始します。


 もう一人の親友の存在、聞き込み、噂の出所探し。情報を集めながら主人公は真実を追い求めます。学校という、時間割がきっちりとしていて、行動のパターンが把握しやすい状況を利用した構成のしっかりとしたミステリーです。


 複雑な人間関係と相関がありますが、丁寧に整理されているので、主人公と一緒にヒントを紐解いて推理をして行く事ができました。


 彼女は何故、自殺しようとしたのか。彼女が見せたかったものとは。驚きの結末、その問いかけの答をぜひ。

MACK

登録:2021/9/23 17:10

更新:2021/9/23 17:08

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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MACK