こちらのレビューを読ませて頂き、入りました。
途中までは日本の文化や異文化として触れていくのですが、タイムパラドックスと共に彼の秘密が明かされる。
その調和、融合の絡まり方に感嘆しました。物語もどこか…切ない、では片付かない。
これから彼は一体どんな未来を歩むのだろうかというところで、パン、と終わる。日常の一幕を切り取っただけのお話に、良い意味で読者が置いていかれる余韻がありました。この余韻はきっと、「続きが読みたい!」と押し付けられていない作品で、読者とは…そうだ、見送るものなんだよな、なんて考えたり致しました。世界は狭いのか?いや、広いものだから。
良作、ありがとう。
登録:2021/10/11 03:42
更新:2021/10/11 03:54