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こちらは 葉霜深海さん が読んだ当時の個人の感想です。
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アップルパイに呪われて

うちのアップルパイは、塩の味がちょっと強い。呪われているからだ。

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葉霜深海さんのレビュー

巧みな文章と構成で綴られる、しょっぱいアップルパイと呪いのお話

5.0

主人公の弥代は、アップルパイが美味しかったからという理由で、パートナーの景と結ばれた。それ以降、彼からアップルパイを食べたいと言われなかった弥代だが、ある時ついにアップルパイを望まれてしまう。しかし、弥代はアップルパイが嫌いだった。彼女が景にあげたのは、自分が作ったものではなかったから――。


と、アップルパイが嫌いなのに、愛する人のために作らざるを得なくなってしまった弥代。今度は自分で作ったものをあげたいと頑張る彼女が微笑ましく、けれど不安も伝わってきます。


そんな弥代には、とある呪いがかけられているのですが、果たして一体どんな呪いなのか、弥代やアップルパイとどういう関係があるのか。それは、ラストシーンの余韻に浸りつつ、ご自身の目で確かめてみてください。

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登録日:2021/10/12 17:30

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葉霜深海さんの他のレビュー

5.0

葉霜深海

カリブの島々で生きる登場人物たちが愛おしくなる一作

5.0

葉霜深海

猥雑としているけれど賑やかで、街も人も輝いていて、裏では時に硝煙と血の臭いが漂う。そんな熱気に溢れるカリブの街を舞台に展開されるヒューマンドラマ。 幕間に挟まれているコラム(ぜひ読んでほしい)からも窺える通り、カリブ周辺地域の世情や文化についての知識が確かなものなので、カリブの風が運んでくるだろう空気を、全身に感じられました。 そこで生きている登場人物たちが、とにかく素敵。常にスポットライトを浴びて堂々と咲き誇っている主役、マカレーナ。彼女のカッコよさ、情の深さからくる挙動に一瞬で魅了された後は、そのまま周囲の人物にもどんどん魅了されてしまいます。酸っぱさも苦さも含んだ恋模様や、彼女たちのすぐ傍で巻き起こるカルテルの抗争からも目が離せません。 舞台良し、キャラ良し、ストーリー良しの三拍子が揃った作品です。ぜひお読みください!

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罪の女の歌を歌おう、コカ畑の木陰で、カリブの波間で

南国の太陽の照りつける市場。盗みの嫌疑で捕まった少女ふたりを警官から救ったのは、絶世の美女だった。彼女は、娼館の女王で、麻薬カルテルの若きボスの愛人。気が強くて、自由で、情が深くて、欲が薄く、気まぐれで無邪気。 二大カルテルが覇権を争うなか、苦学生との出会いから、女たちの運命が回りはじめる―― カリブの美しい海と空と街、カルテル間の抗争を背景に奏でられる、甘美で危険な愛と暴力の物語。 ※この物語では、非合法、反社会的、人倫に悖る行為が描写されることがありますが、それらを容認・推奨することを意図するものではありません。

5.0

葉霜深海

異色な二人の歌が響く。色彩豊かな南の島にひっそりと、しかし強く美しく

5.0

葉霜深海

船旅の途中で嵐に遭い、絶海の島々へと漂着した元歌姫、クラリッサことクラリス。そこで彼女が出会ったのは、島民から遠ざけられているアルビノの少年、エツィカシュイムことツィカだった。 飄々として弾けるような明るさを持つクラリスと、まだ幼くもしっかりしていて真面目なツィカの二人は、島内では異邦人とアルビノという外れた存在。加えてどちらも背後に陰を抱えているのですが、友情を深めていく二人の姿は眩しく、心を和ませてくれます。 舞台となる南の島、フィアスティアリそのものや異文化が織り成す描写も美しく、こちらまでクラリスと同じ道を辿っているかのような気分を味わえます。良いところばかりでなく、問題もしっかり描かれており、だからこその人間ドラマも見どころ。しかし最大の見どころは、題名にもある二重唱! 様々な事情が絡み合う中を突き抜け、思いのままに紡がれるクラリスとツィカの、清澄かつ透明な歌声。そして力強く自由な歌唱には、心を揺さぶられます。 ぜひ貴方も、南の島フィアスティアリへの旅と、日陰の二人が紡ぐ歌をご堪能ください。

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カクヨム ファンタジー 10万文字以上

障翳の二重唱

 ここではないどこか、『大いなる神』への信仰が正道とされる世界。  かつて稀代の歌姫と評されていたクラリッサは、引退後南の島へ一人旅する──つもりであった。しかし彼女を乗せた船は嵐に遭遇、船より脱出したクラリッサも大海へと投げ出される。  どうにか一命を取りとめた彼女が流れ着いたのは、地図にすら記載されていない絶海の群島。そこでクラリッサが目にしたのは、眩しすぎる陽光から守られぬ白い少年だった。  天翔る太陽神を信仰する、『赦された民』たち。その枠組みから外れた二人は、日陰にて何を思うのか。 ※本作に登場する宗教や国家、民族は全てフィクションであり、特定の事物を題材としたものではありません。

5.0

葉霜深海

没頭してしまう冒険活劇

5.0

葉霜深海

鍛え上げられた肉体から繰り出す正拳が武器の人間・ロミアと、強力な風の魔術が武器のダークエルフ・アマンダのコンビが挑むダンジョン攻略の物語。 迫力と爽快さを兼ね揃えた戦闘シーンや、キャラクターたちが見せてくれる一面一面がとても魅力的。いずれも圧倒的な筆致で描き出されているので、エピソードを追うごとに、どんどんはまり込んでしまいます。 熱い展開に心躍らされる濃密なファンタジー、ぜひご覧ください!

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メル・モルト・ダンジョン・アタック

世界に存在する十二の最高難易度迷宮、|十二の試練《ダーウィンズ・ゾディアック》。 それらを制覇した者には、強大な力を持つ秘宝と、どんな願いでも叶えられる権利が一つ与えられるらしい。 全ての冒険者が|十二の試練《ダーウィンズ・ゾディアック》を制覇しようとする中、その一つ“ᛚᛁᛒᚱᚨ《ライブラ》”と呼ばれる迷宮《ダンジョン》を目指す男がいた。 名を、ロミア・アナスタシス。 右胸に大火傷、腰巻きのみ長髪上裸男。 そんな彼の一番の特徴は魔術が使えない事だった。 世界の99%が魔術を使える種族で満たされた世界の中、何の力も持たないロミアは差別の対象であった。 屑──非人──ゴミ。 そんな言葉を何度言われたことか。 それでもロミアは諦めず、行方不明の母を探す為、|十二の試練《ダーウィンズ・ゾディアック》へと挑むべく、冒険者の仲間を捜していた。 「クククッ……オマエが噂の変人か?」 そんな彼の元に現れたのは──世界に百人といない最強の冒険者の称号を持つ英雄《ブレイブ》の少女。 彼女は千年前、世界の半分を滅ぼした種族であるダークエルフの末裔だった。 王道物のつもりです。 王道が嫌いな方は合わないかもしれません。 毎日投稿目指して頑張ります。

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