決して他人事ではない、コロナ禍の医療を伝える名作
講談社が運営するNOVEL DAYSで開催されたコロナ禍のマンガ&文章コンテスト「Our Day to Day」小説部門の最優秀作品です。2020年11月のコロナ禍にある切迫している医療の状態が、作品に詰め込まれています。約1000字とは思えない密度の作品です。あまりにもリアルな命の輝きと、それを繋ぎ止める戦いがありありと描かれています。
辛い環境のなかで読後感は眩しすぎるくらいに前向きで、自分も頑張ろうと思えます。「忘れてはいけない」と、この作品を読み返すたび、色々な感情で胸がいっぱいになります。