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カクヨム詩・童話・絵本2万文字以下

時奪いの魔女とあなたの話

あっさんのレビュー

新感覚のどんでん返し短編。やられました!

5.0
0

魔女の語りによって進行する物語です。読み終わってビックリ、まんまとこの魔女の魔法にかかっていたようでした。ネタバレになるのであまり言えませんが、どんでん返しが好きな人は読んでみてください、5分で読めますので。こういうどんでん返しってあんまり無いと思うので新鮮でした。

登録日:2021/11/21 10:49

更新日:2021/11/21 10:40

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こちらはあっさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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カクヨム詩・童話・絵本

ひとくちセリフ劇場

小説を書かれる人にこそ読んでいただきたい作品

台詞だけ。 140字。 厳密に言えば、物語ではあるけれども、小説とはいえないのかもしれないわね。 でもね。アチシはこの作品を、小説を書くことを志す全ての人に読んでほしく思うのよ。 これだけの短さだもの。漠然と覚えることなら難しくないわよね。 目を閉じて台詞の中のシーンを思い浮かべてもらいたいの。想像の翼を広げてほしい。 語っているのはどんな人物か? 場所はどこか? どんな服で、どんな表情で、どんな状況下で、この台詞をいっているのだろうか? この作品は、作者はもちろんだけど、読者にも考えることを強制してくるわ。 今どきのWEB小説サイトのランキング上位作品を見てるとね、アチシは作品にかなりのわかりやすさを求められているように感じてるのよ。 そのような傾向をみせている多くのWEB小説読者には、考えることを強制する力の強いこの作品は、必要ないかもしれないわね。 でもね。一般が求める作品を提供する作家にとってはどうかしら? この台詞を最大限に活かす場面はどんな状況だろう? どう表現すれば、それを読者にわかりやすく伝えることができるだろう? アチシはこの作品を、ぜひ作家を志すみんなに、想像と表現のトレーニング教材として活用してもらいたいの。 作者様にはたいへん不本意な紹介の仕方かもしれないけれど、アチシは表現者にとって、この作品は値千金の作品だと心から思っているわ。 この作品を書いてくれている作者様に、心からの感謝と尊敬の念を伝えたい。愛しているわ、ウフ♪ 是非、貴方の力をさらに伸ばすため、この作品を一助としてみてちょうだいな♥

カクヨム詩・童話・絵本

黒模様を落としたパンダと犬のおまわりさん

まるで絵本みたいなほんわかした世界

 警察犬を引退した老犬ヤマさんが、新たな飼い主セイイチくんの元で、交番(私設)を開いて〝犬のおまわりさん〟としてのお仕事を続けるお話。  童話です。ファンタジー、というよりは明らかにメルヘンの世界。いや本当に真正のお伽話というか、出てくる人や物事がすべて優しく柔らかい。読者の負荷になるようなところがまったくなくて、読んでいて本当に心が和むんです。この時点でもうだいぶすごい。この緩やかさを保った上で、でも物語の起伏自体はきっちりしているというのは、きっと見た目ほど簡単なことではありません。  個人的に好きなのがその起伏というか、物語自体のスタンスのようなもの。ミステリ的、と言ってしまうとたぶん語弊があるのですけれど、でも構造的にはいわゆる『探偵もの』に近い読み口のお話だと思います。  主人公であるヤマさんの〝犬のおまわりさん〟としての活動は、「人から困りごとの相談を受けてそれを解決する」というものであり、まさに事実上の私立探偵そのもの。また人の言葉を話せない彼に代わり、翻訳というか仲立ちのような役回りをするのが、その飼い主であるところのセイイチくん。彼には事件を解決するための能力はないものの、でも彼がいなければヤマさんは〝おまわりさん〟としての活動ができないのも事実で、つまりちょうどお互いを補完し合うような彼らの関係性の、このわかりやすさと安定感。なにより単純に仲良し同士というのもあって、スッと物語に入っていけました。  そして実際のお話の筋、彼らの解決するちょっとした事件。具体的には少し不思議な失せ物探しということになるかと思うのですが、この辺りの発想というかアイデアというか、世界観に合わせたバランスがもう本当に大好き。だって「体毛の柄をなくして困っているパンダ」ですよ!? 何がいいって「そりゃ確かに困る(解決の必要がある)」というところと、そうなるに至る事情がしっかりあって、それがヤマさんだからこそ解決できたところ。  一般に「どうにかする必要のある出来事」とか「探偵にしか解決できない何らかの事件」というのは、必然的にそれなりに重かったりハードだったりしてしまうものだと思うのですけれど、でも本作の〝事件〟はそうではない。普通にこの世界の童話的な優しさの範疇に収まっている。この匙加減というかバランスというかが、あまりにも綺麗でうっとりしました。事件を作るのって結構難しいもので、特にそれが「発生から解決までの一連の流れに、まったく違和感のないもの」となればなおのこと。  こうして書くとなんだか大掛かりなようにも見えますが、お話自体はとにかく優しい、ふわふわした童話のような物語です。ここまで書いたことはあくまで「それはそれとして」というか、読む際には全然気にしなくていい部分。ただそのまま飛び込んで、そして読後にはふんわり暖かな気持ちになれる、とてもゆったりした手触りの童話でした。おにぎり屋のおじさんが好きです。

カクヨム詩・童話・絵本

彼女は踊った

言い換えの効かない3,000文字の弾丸

衆目の中、処刑場で銃殺される踊り子のお話。 面白かったです。読み始めてすぐ、何がなんだかわからないうちに、頭から物語に飲み込まれていました。読み終わった今でもなんだかわかっていません。すごいものを見ました。 凄まじい迫力です。書かれているものの骨太さと、それを完璧に支え切る文章の技巧。くらくらと眩暈のするような展開の妙と、心の芯にゴリゴリ牙立てて食い込んでくるかのような結末の余韻。 最高でした。このレビュー欄で何を言えばいいのかわかりません。ぴったり3,000文字の物語、レビューや感想として言い換える必要性すら曖昧です。読めばわかるので読みましょう、そのひとことで済んでしまう。 これじゃあんまりなのでとにかく思ったままに好きなところを挙げるなら、やっぱり書かれているものそのものが一番好きです。主人公の心情、〝彼女〟に対する思いというか、その中に見出しているなんらかの感情。それが現実の光景として顕出する終盤(処刑の場面)と、そしてそのあとの結びの一行。まるで縋るような、救いを求めるかのようなあの「せめて」が、胸の真ん中にぶっすり突き刺さったまま抜けません。 とにかく、好きです。この作品を読めてよかったと、心の底から思える物語でした。

カクヨム詩・童話・絵本

世界の種

億千万のむくつけき益荒男どもの流星群

 ひとり静かに勇者の到来を待つ姫君のもとに、誰よりも早く到達せんと、互いに競い駆け行く運命の元に生まれた数多の猛者どもの物語。  寓話です。いや寓話なのか? こう、何かジャンル的な呼び名でもいいのですけれど、ちょうどひとことで表せる言葉がないような感じ。そういう意味で、この作品のジャンルとして指定されている「詩・童話・その他」というのはなるほどと思いました。童話に近いその他という感じ。  タグの「マッチョ」が好きです。必見というか、読み始める前に必ず見ておくべきタグ。いや戦士たちの競争を描いた物語ということもあり、思想や信条としてのそれの意味もあるのですが、でも別の意味の方が強いと思います。筋肉美という意味のマッチョ。もちろん作中でしっかり戦士の描写はあるものの、でもこの単語を先に頭に入れておいた方が絶対イメージの助けになるというか、実際なりました。数億の空飛ぶ筋肉ムキムキマッチョマン。なにこの絵面のパワー。最高。  紹介文にある「創世記」というのが言い得て妙というか、このお話自体がひとつの壮大な寓話のようなものなのですけれど、それを世界の成り立ちになぞらえる(というか創世の物語として描く)ところが面白いです。文字通りの大スペクタクル。己が宿命を果たさんと危険な道のりに挑む、その男たちの悲壮な覚悟を描いたお話で、世界の理のような大きな物語であるはずなのですが、でもストーリーそのものはミクロな個人の描写に立脚しているところが魅力的でした。姫と英雄、それに老兵と、そして若者。  単純に英雄譚や創世の物語として読めるのですけれど、たぶん真剣に読み解いていくといろいろな解釈ができそうで、その場合のキーワードが先述の「マッチョ」なのではないかと思います。さっきは一旦置いておいた思想・信条の方。  逃れることの叶わぬ戦場の中、名も実も残すことなく、ただ生まれて死んでゆくだけの無数の男。それを狭い鳥籠の中、できるのはただ眺めることだけで、手出しどころか身動きすら許されない女。それぞれに役割が固定されていて、交代も分担もまったくできない不自由さ。それを乗り越え辿り着いた先、彼や彼女の出した答え。説得力というかなんというか、厚みのある感動がありました。はっきりした『ゴール』の実感。  凄かったです。ここが終着点で、そして新たな世界の始まる瞬間だというのがわかる、壮大なハッピーエンドのお話でした。いろいろ語りましたがやっぱりムキムキの男たちが好きです。ナイスバルク!

カクヨム詩・童話・絵本

桃太郎トライアル

自由すぎる(主に作者が)桃太郎戦記

 童話や絵本を題材にした作品は数あれど、作者が思考と発想の翼を自由気ままに広げ、ついに成層圏に到達した結果、書かれるに至ったような桃太郎が、かつてあったであろうか。  ややネタバレ感がありますが、作品の雰囲気を感じ取っていただくため、概略的に記載させていただいております。  おばあさんと桃との出会いは、まさかホラーなのか?と思わせる絶妙な言葉選び。  いきなりのシュールで凄惨な場面に度肝を抜かれる。「おばあさん、あんた……!」と、10人中3人は叫ばずにはいられまい。私はその中の一人になった。  そして旅立ち、突然割り込む閑話、ついに揃うお供たち……。  無茶苦茶感があるのに、ちゃんと桃太郎の話の流れからは外れてないのが。  絵本も童話も、昔は残酷な描写が多く、時代の流れからマイルド表現になったと言われているが、これは、そういう意味では、原点に回帰したと言えるかもしれない。いろいろ、違うけど。

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