glass menu_button

レビュー

作品

レビューを投稿する

運営している人

©オノログ

閉じる

魔装乙女は死にきれない

作品詳細
「だから、ごめんなさいね。私たちのために、地獄に落ちて」  魔装乙女。不老不死の研究のため、魔獣の核の移植により蘇生された、死にきれない死体たち。  魔獣たちを狩る謎の美少女として持て囃される裏で、彼女たちは主人のために人殺しをする。そうして、彼女たちと同じ悲劇をひたすらに再生産する。  フィアは、そんな自分達のあり方に罪悪を覚えながらも。従うしかなかった、彼女には助けたい人がいたから。 「ちょっとちょっと! アハトのお姉様に気安く話しかけないでもらえます?」 「うわーん! ふぃあ〜! アハトがひどいんだー」  彼女は共に戦うアハトとノインに支えられながら、しかしそれでも、確実に歪みを重ねていく。正義の使者たる教会騎士、唯一彼女の望みを叶える知識を持った主人、フィアの罪の象徴たる魔装乙女。  やがてその心は打ち砕かれ、しかしその中から、フィアは自分を再発見する。たった一人の存在証明のために、この物語は紡がれる。彼女の魔術はたがために。  魔術バトルの醍醐味たる詠唱を、これでもかと詰め込んだ厨二系ダークファンタジー! ※第六回書き出し祭り参加作品 ※作者はファンアートに飢えたメンヘラです。 ※そのため、毎日18:00に投稿されます。 ※11/21完結予定! 11/20と11/21は一日三話の更新となります。

400字じゃ収まらないくらい魅力満載!

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

フィア・ロットは魔装乙女である。

魔獣の核を移植して仮初の命を得た彼女は、死んだ妹を蘇らせる為、汚れ仕事に手を染めている。

彼女が殺めた少女が、魔獣が、新たな魔装乙女の「材料」となって、死者蘇生の研究を推し進めるから。

だから、彼女は殺すのだ。

たった一人の命の為、幾十幾百もの命を奪う。

その決断は、重ねた罪過と共に彼女の心を板挟みにして──


といったストーリーなのですが、もう出だしから完全にストライクでしたね。“止むに止まれぬ事情で裏稼業に手を染める”系統の話が好きな人はドハマリすると思います。

あと、主人公が魔法を主軸に戦ってるんで、凝った詠唱に目がない人にもオススメ。さりげないオマージュネタや、コメディシーンも多く挿入されているので、重くなり過ぎずメリハリも利いている。大変上質なファンタジー作品です。

無料で読めることに感謝。


あと、最後にもう一つ。

アハトちゃん万歳。

庚乃アラヤさん

参考になった! 1
共感する! 0

登録日:2021/11/24 22:07

こちらは 庚乃アラヤさん が読んだ当時の個人の感想です。
詳細な事実については対象作品をご確認ください。

コメント: 0

※コメント機能はユーザーのみ利用できます。
庚乃アラヤさんの他のレビュー
小説家になろうファンタジー10万文字以上
ダーカー・ザン・チョコレィト 〜魔法少女の復讐、甘い香りとともに〜
 この街には、殺し屋がいる。  あぁ、暗殺者と言ってもいいんだが、俺にはどうも、そうは思えない。後ろ暗いやつを殺して回るという意味ならそうだろうが、魔法を撃ち合って大立ち回りするその様を、暗殺というのは無理だろう。  そう、だから殺し屋だ。  その殺し屋は厳つい顔の男だと言うやつもいるし、可憐な少女だと言うやつもいる。  ただひたすらに殺し回る仕事人として語るやつもいれば、父を探してまわる孝行ものだと語るやつもいる。  後者は前者に、こう言い聞かせるらしい。 「お前の言うチョコレィトはもう死んだ。だが、その遺志がまだ生きている。奴らの名は……」  ダーカー・ザン・チョコレィト。まったくもって、ふざけた名前だ。  父を亡くしたおしゃまな少女、ショコラは、その仇を探し求めて裏ギルド『パティスリー』の依頼をこなす。かつて父の相棒だった男、ヌガーとコンビを組み、父から受け継いだ魔法で人を殺した。  ショコラの意思を尊重しつつ、裏稼業から遠ざかたいと思案するヌガー。何も知らないボーイフレンド。そして、彼女の父チョコレィトを敬愛する、炎風の好敵手。  様々な人の間で揺れ動きながら、ショコラは純粋な自分の願いへと気付いていく。  重く垂れ込めるような世界観の中、甘い香りに包んでおくる、ハートフル復讐ハイファンタジー。

作品ページへ

復讐から始まる人生がある

point_star point_star point_star point_star point_star 5.0

ダーカー・ザン・チョコレィト。 チョコレィトより暗く、濃く。 主人公・ショコラの原動力は、ラストまでそこにありました。 父、チョコレィトを破り、命を奪った者への復讐。 そして、自分を置いて他界した父を乗り越えること。 その為に少女は父の歩んだ道をなぞり、殺し屋になりました。 多くの血で手を汚しながら、彼女は仇を探します。 その生き方はまさに、甘さとは程遠い物でした。 苦くて食えない、チョコレィトのようでした。 そんなショコラが、父の仇に打ち勝った時。 チョコレィトを越えた時。 彼女は自分の人生を取り戻します。 ダーカー・ザン・チョコレィト。 それは己を奮い立たせる魔法であり、呪縛でもありました。 この物語は、一人の少女が呪縛から解き放たれる道程を描いたものです。 真の甘さは、苦味の中で映えるもの。 それを確かめに行きませんか。

参考になった!

0

共感する!

0

庚乃アラヤ

おすすめレビュー

真面目に読むと実は結構詰んでる(※真面目に読むものではない)

 進路希望調査票に「壁」と書いてきた女子生徒との、一対一の進路相談に挑む女教師のお話。  テンポよく切れ味のあるコメディです。場面固定かつ一対一の掛け合いという形式で、特に語り口の起伏や言い回しの妙で引っ張っていく内容となっており、つまりはショートコントのような軽妙な掛け合いの妙味を、小説という形式の上に再現しているところが魅力的です。  普通にコメディとして楽しく読んでいたのですが、でもこれ真面目に読むと実はものすごい勢いで詰んでいるのでは、というところもなんだか愉快でした。真摯に生徒のことを思ういい教師ではあるのだけれど、でも生徒自身の自主性を尊重しすぎた結果明らかに悲劇を助長している先生。そして想像以上にどうしようもなかった『壁』の正体。一切の遠慮なく一方的に垂れ流される欲望のおぞましさに、自身に向けられた暴力性すら跳ね除けようとしない先生の健気さ(あるいはヘタレっぷり)。読み終える頃にはなんだかDVによる共依存にも似た関係性が成立しつつあるようにすら読めて、いやもしかしてこの人らある意味相性ぴったりなのではと、そうごまかしてはみたものの結構身につまされる部分もありました。人の振り見てなんとやら。  単純に個々の掛け合いそのものも面白いのですけど、でもこうして見ると「いやいや結構な惨事ですけど?」と、そんな状況をでもサラリと飲み込んでしまえる彼女らのタフさにも笑えてしまう、つまりはしっかりキャラクターの魅力をも見せてくれる素敵な作品でした。

私は壁になりたい

見どころが多すぎる傑作!

この作品は悪役令嬢モノと転生転移モノの良いところどりをした作品。 主人公は、ベリアルドという天才ばかりを輩出する家系の本家に引き取られる。彼らは天才という性質を得る代償として倫理観に生まれつき問題を抱えており、皆一様にサイコパスである。ゆえに周りからは悪魔の一族と呼ばれることも。 まずは、そんなイカれた家族に自分を認めさせるところから物語はスタートする。幸い、彼らを補佐する人々は常識人であるので、描かれる日常はサイコパスと常識人との間のギャップが際立ち喜劇的。 また、この作品は異世界転生要素もあり、主人公は現代知識チートを上手く活用しながら徐々に家族との距離を縮めていく。 現代知識チートの中では美容系事業に邁進する内政的なものと、魔法を極めていく探究的なものがあり、私としては後者を見どころとして推したい。実に良く練られた魔法理論で、それを解き明かしていく様子にワクワクしてしまった。 そうして力をつけた主人公が、今後どのように世界と関わっていくのかと、毎日の更新が楽しみで仕方がない作品である。

眠れる森の悪魔

ぶっきらぼうな騎士×経歴詐称の真面目な魔女のニセの婚約から始まる

邪悪すぎてその名を歴史に轟かせた魔女の末裔アイス。経歴詐称しお節介な隣人に世話になりつつひっそりと薬の店を営んでいたところ、ある日店にやってきた二度目ましての騎士から求婚されます。が、この婚約…よくよく話を聞くと「ストーカーに遭ってるから婚約者のフリをしてくれ」というやつで…。 三毛猫って言っても上手な比喩だったり色々と裏があったり、「あ、そういう事だったんだ!」とスッキリ出来るファンタジー小説です。ニセの婚約者と言っても、ちゃんと恋愛要素もあってニヤニヤ出来ます。 完結してます。

邪悪なる魔女と三毛猫

本当にかっこいい男って、こういう人!

舞台は中央アジア。今より少しだけ過去の時代。 かっこいいとは言い難い容姿の男アジンベクが、歳の離れた美少女アルマを妻にするところから物語は始まります。 暗い過去を抱えて輿入れした彼女と、心優しい彼の距離はなかなか縮まりませんが、アジンベクは辛抱強く温かくアルマを気遣い続けます。 やがて彼女の負った深い傷の正体を知ったアジンベクはある行動に出るのです、が、これが超かっこいい!本当にかっこいい男って、こういう人のことを言うんですよね!と膝を打ちまくり、清々しい読了感にふわ〜っと浸ることができる素敵な作品です。 この主人公はそこらのイケメンよりイケメンです。

傷の残しかた

強豪校からユーフォ吹きがやってきた!

強豪校から転校してきたユーフォニアム奏者の少年が主人公の吹奏楽モノの作品です。 部活系の王道路線の作品なので目新しさは無いですが、やはり王道ならではの良さがあります。 ただ主人公がユーフォニアムという事もあって低音楽器中心なので私でも知っているような楽器の出番が少ないのは少し悲しかったです。 とはいえ楽器の説明や小ネタは面白くわかりやすいので、これはこれで楽しめたかなって感じです。 やっぱり演奏を聴くと目立つのはトランペットとかですけど、低音楽器も大切だし誇りをを持ってやっているんだなって思いました。 ただ、希望者は現れない。 コメディぽっく悲哀が描かれてました。 とても面白かったのでぜひ読んでみてください。

転校先の吹奏楽部は県下最弱!?だけど気にせず部活楽しんでいたら、いつの間にか強豪になってた

本棚