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@オノログ

キラキラ、というよりも、ニヤニヤしちゃう(?)恋愛

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 作者は「どんでん返し」などのプロット上の仕掛けを好んで使うそうである。

 今作はあらかじめ作者から告知があったように、どんでん返しありの、「実は……」の裏話ありの、面白い作品だった。冒頭のミス・リーディング、緻密に貼られた伏線と、小説でなければ味わえない楽しさに満ちた「恋バナ」であり、エブリスタの同じ企画イベントに参加した、「地平線と紫色の月」さんの作品(※1)とは好対照であった。


 作品の内容には触れない。読者の楽しみを奪うわけにはいかないので。

 ひとつ残念なのは、これほど頭の中で映像化しやすい作品なのに、ビジュアル化はとても難しい、ということだ。(声だけならいけるかもしれないが)

 だからぜひ皆様に読んでいただきたいと思う。絶対に文字の方が楽しめるから。作者の仕掛けを存分にお楽しみいただきたい。


※1…「冬の月」地平線と紫色の月

https://estar.jp/novels/25905091

はやくもよいち

登録:2021/12/25 14:24

更新:2021/12/26 09:16

こちらははやくもよいちさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

同じレビュアーの他レビュー!!

確保できません!

まるでアイディアの玉手箱(ジャックポット)や!!

 ネタバレなしで。  他の方のレビューにあるように、豊かな発想とリアリティを持たせるための細部の作り込み、そしてよい子たちのイメージを壊さないための配慮など、書き慣れた作家による熟練の技を堪能できる一作である。  おそらく一から始めたのではなく、日頃から考えてストックしていたメモを使用したのだと思うが、これだけのネタをここで使っていいのか? と思わせるほどの大盤振る舞いは、作者のホスピタリティがいかんなく発揮されたものだろう。読者に楽しんでもらおう、というサービス精神に溢れた極上のエンターテインメント。  四畳半がどこまでも続いていたり、大阪城の下にもうひとつ国会議事堂が存在する小説のごときホラな世界観(いい意味で!)は、私の最も好むところだが、共感してくれる方々も多いことと思う。  クリスマス本番前に、ぜひ読んでいただきたい作品だ。 補足:  しのき美緒さんによるエブリスタ上の企画、「アドベントカレンダー2021☆」の一作である。 上記の内容でエブリスタ上にレビューを上げたところ、作者からコメントをいただいた。 私は驚いた。その中で、「ネタはほぼストック切れ……今回は一から作りましたw」との一節があったからだ。  よほど周到に下調べなどの準備をしたと思っていたのだが、当てが外れたようだ。えふえふ氏は余程たくさんの引き出しをお持ちに違いない。ネタは尽きても、手練れのスキルは冴えわたっている。  楽しい作品を読ませていただいたことに感謝したい。

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はやくもよいち