髪と瞳の色が黒に近いほどより美しく、明るい色だと醜いとされる異世界に転生した元現代人のヒロイン。誤解からの断罪で醜いことで有名な辺境伯に嫁がされることになるが、相手は現代人の美的感覚からするとハイスペックなイケメンで、しかも元々好意を抱いていた人。結婚は喜ぶべきものでしかないヒロインは嬉々として心からの愛を向けるが、肝心の相手がそれを全く信じてくれない。誤解とすれ違いを重ねながら、少しずつ心を通わせていく恋愛モノ。
美醜が色で決まるという世界観で、色に対する差別がわりと重め。
そのせいでヒロインとヒーローの想いと会話が噛み合わず、そこがじれったくもあり面白くもあった。
サブキャラのカップリングと絡めつつ、双方ちゃんとハッピーエンドになっているのも、迫害してきた相手はきちんとざまぁされているのもよかった。
登録:2022/1/1 05:00
更新:2022/1/1 03:54