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@オノログ

人は悪魔に魂さえ売る。人の命を救う為ならば

5.0
1

少女は、塔の階段を一歩、また一歩と登っていく。


その塔に住まうという悪魔に、食事を届けるために。


悪魔の名は『ヨハン=アルブレヒト』。


実の父親に、悪魔のような行いを咎められ、この塔に幽閉された男


少女は部屋に入るなり、悪魔に刃を突きつけられる。


この危機を少女は誠実さと知識と信条をもって乗り切る。


そして、食事を受け取った悪魔が言う。『お前が気にいった』と。


少女はまだ知らない。その悪魔との出会いが、自身の運命を大きく変えることになるのだと。


自身も悪魔の一味に身を落とし、人を救う為の道に足を踏み入れることになるのだと。



なんといってもしっかりとした知識による物語の深さが、この作品最大の魅力ね。

かといって文章が、複雑で読みづらいということはないのよ。きちんと読者に伝わる表現が丁寧に使われていて、とても読みやすかったわ。

時代考証、文章研究、読者への寄り添い。

この作者の努力が痛いほど伝わってくるの。

もちろん塔の主従を中心に展開される時代に抗うストーリーもたいへん見どころがあるわ。

知識による深み、しっかりとした文章、面白いストーリー。

この作品が無料で読めることに感謝の気持ちしか浮かんでこないのよね~。

是非貴方にも読んでいただきたい至高の作品よん♥

宇治津 千夜狐

登録:2021/7/11 00:58

更新:2021/7/23 17:15

こちらは宇治津 千夜狐さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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