『普通の生活』を目標に虐げられても折れずに耐えてきたヒロインが、『普通とは言い難い生活』を得て、その中で色々な大切なものを見つけ成長していく物語。
テンポよく進行するのでさくさくと一気に読み進められた。
この作者さんではお約束的な、顔が良く能力は凄いが中身が少々残念なヒーローが好ましい。
ヒロインは14歳。加えて、ヒロイン→ヒーローは途中から自覚していく表現はあるが、ヒーロー側が恋愛にニブく、ヒロインのことを気に入っている理由を自分ではよく分かっていない感があるので、恋愛色はかなり薄め。
糖度が物足りないのが残念だったので、ヒロインが女性になり、ヒーローが彼女に『恋』をしていると自覚して、ハッピーエンドになるまでを読んでみたいと思う。
登録:2022/1/10 16:08
更新:2022/1/10 14:19