少年たちは生き抜いていた。
生きる為に生きてなにが悪い⁉
生きる為だけに生きてなにが悪い⁉
彼らは黙って死ぬなど選びはしない!
だが少年たちは選んだ。
戦う場所をかえることを。
他者を……生かす為に……。
そして彼らは、また闘い続ける。
1ページ目からしっかりと心を掴まれたわ。
文章は滑らかでありながら、決して描写が薄い訳ではないの。
描写の中に説明的文章を織り交ぜていて、物語の進行速度も落としていない。
そしてなにより内容が面白いわ!
主軸の三人。
ショウ、ソルクス、コナー。
性格も得意なこともまったく異なる三人を上手く絡ませ、物語を回転させていっている。
シリアスとコメディーの調和のさせ方も巧みで、ゆったりとした和やかな空気でストーリーに入り、三人のコミカルなやりとりで盛り上げる。ちょっとしたアクシデントを発生させ、物語に刺激を与えたら、そっからはドンドンシリアスな展開へと読者を導いていくの!
見事としか言いようがないわね~。
是非、ご覧いただき完結まで追いかけていただきたい珠玉の一作よん♥
登録:2021/7/11 01:17
更新:2021/7/23 17:15