周囲にいくつもの問題を抱えながらも日常を取り繕ってきた少年が主人公のダーク系ヒューマンドラマです。
彼がなんとか維持してきた日常が優等生だと思ってきた人たちの秘密を知ってしまったことで崩れていきます。
この作品は読んでて予想外のことが多くてハラハラしながらページをまくってました。
人間の醜くもどこか憎みきれない部分がグチャグチャのドロドロに表現されていると思います。
そしてラスト。 みんなが少しずつ救われたような救われてないような終わりで、後味の悪い読後感が逆にいいというか。
特にあの人に至っては忘却が救いになったのか、今でもわかんないです。 正直、私に想像できる余地を超えてます。
すみません。 複雑すぎてレビューしきれないです。
とにかく読んでください。 私に言えるのはそれだけです。
登録:2022/1/13 08:06
更新:2022/1/13 07:46