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あまねくんのあまねくんのためのウハウハハーレム世界

5.0
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残念ながら、彼にはあるべきものがない。なので健全なすけべな世界にしかならない。

作者本人が「誰かの性癖を殴りたい」と公言しているだけあって、新旧ラノベに出てきそうな「女の子」キャラの見本市のような作風になってます。

とりあえず全員主人公にメロメロ/ラッキースケベの連続/あまねくん一人がおいしい思いをする

これだけのお約束要素を詰め込んでおきながら、なんか腹立つわーっというのがないのが、本作の最大の見所ではなかろうかと勝手に思っております。

理由の一つに

・あまねくん、頑張ってるし、仲間思いだし一生懸命なんだけども「ぽんこつ」にしかならない行動パターンだからではなかろうかと

「土御門 葵」という子が出てきますが、ファーストインパクトで怒らせるというデリカシーのないへっぽこを発揮します。

クリスちゃんがまた過保護なんですよ。

あらすじ読めば分かるとおもいますが、元成人男性、現在TSロリサキュパスな色物キャラですが、罰ゲームのような転生を愉しんで人生を謳歌しつつ、仲間と奮戦するコメディです。

男女のいちゃいちゃというより、女性と女の子のいちゃいちゃなので、あまね本人が脳内ピンクにしても「やらしい」要素が読み手には感じられません。

犬猫もふってほっこりしてる人を見てる気分が近いかもしれない。

文体も基本は一人称

無駄にくどくど描写せず、どう伝えるか?を苦心して推敲しただろうと推測出来ます。

一見すると簡単な文章に思えますが、要点を押さえて簡潔に書くという意味では参考になること請け合いです。

あまねたん、見かけは可愛い女の子でも中身はおっさんに近い成人男性。

みかけを利用して、サキュパス特性をフル発揮するコメディです。

幕間幕間のショート会話もみどころです。とりあえず、猫動画見る気分で読んでみるとがいいかもしれない。

海乃 眞

登録:2022/1/15 19:42

更新:2022/1/15 18:19

こちらは海乃 眞さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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僕のままで、君のままで【完結】

援デリを扱った珍しいヒューマンドラマです

扱ってるテーマがテーマなので、重く鬱々になりそうですが、裏社会?になじみがない人にわかりやすく、一般人である「タクヤ」を主体に物語が進みます。 一部は大学生時代、二部は社会人になってから。 根底にあるのは「マコト」と「タクヤ」の決定的なズレです。 マコト視点で物語を進めたなら、読者の共感を得ることは難しかっただろうと推測します。普通の人から見た「援デリ」の世界。 体を売ることをセーフティラインにしてきた女性がどう映るのか? これをタクヤが見た視点で物語を進んでいきます。 作中、登場する「俊輔」君の「好きだけじゃだめ」ここがイチオシです。 タクヤとの出会いがマコトに齎したもの、そうじゃない人と決定的に違う認識の差、マコトは終始一貫して、これに苦しめられるんですが タクヤ……、お前なんで気づかないんだよ。優柔不断すぎるだろ!?ってなるか タクヤ、ワカルワーってなるのか? 反応が分かれると思います。 私はタクヤに一発入れたくなりました(笑) 若いって不器用だよねーっと思いながら読み進め、30万字あるから数日かけてと思いきや、一日で読破。それほど、勢いがある作品です。 勢いがあり、思い社会テーマを題材にしながら、暗くならない。一気に読ませる。 筆者が本作を執筆するにあたり、丁重な下調べをしておられるのがよくわかります。 等身大の若者には「消費される性」として、扱われる女性がどう映るのか? 消費されることに慣れてしまった女性が、その後、どう生きていくかを模索するのか? 簡単じゃないんだよ、一度でも行ってしまうと戻るのは難しんだよ。 「相手に寄り添う」という言葉の意味を考えさせられる一作です。 筆者の結論はまさにタイトルの通り 援デリともかく、ヒューマンドラマとしても秀逸ですし、一人称で文章を起こす鉄則 (当人が見聞きしたもの以外は一切書かない)にそって書かれてますので、老若男女問わず、慣れない人にも読みやすいと思います。

5.0
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海乃 眞

アクナテン

オペラにもなったイクナートン

人類最古の一神教へ宗教改革を断行した有名なファラオのお話。 よくこれを題材にしようと思ったよね、調べるだけで禿げそう……と思いながら読んでみたら、嬉しいことにアクナテンもネフェルティティも等身大の十代で書かれてて、親しみやすいことと言ったらもう、目から鱗でしたよ。 筆者のエジプト創作はエブリスタで幾つか読みましたが、第一にとっつきやすい ・小難しい講釈や知識の羅列を極力排除している ・知らない人が読んでも、うへぇってならないように、わかりやすい言葉で「心情」を表す ・史実、世界観に逸れる描写は省く 以上の三つの点に注力されておられるのでなからうかと推測しております。 アクナテンって何? ツタンカーメン知ってるけど、調べるのいやーって人にはおすすめです。 ともすれば、暗君の汚名を着せられるアクナテンですが、彼が何を目指し「一神教」を目指したのか? これは諸説色々あるんですが、本作では等身大の迷いながら道を模索する一人の青年として書かれています。 アクナテンをこういう風に解釈するのかと驚きつつ、読ませていただいております。 歴史好きな人にはもちろん、ファンタジー好きにもおすすめです。 筆者が非常に勤勉な方で、参考資料も山盛り調べて挑んでおられるでしょうが、その苦労をにじませない作風もお気に入りです。 出来たら、参考文献一覧が欲しいです→わがまま

5.0
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海乃 眞